アイコン 中国 バッテリー市場で世界一の韓国勢追い落とし本格化・・・、THAADの影

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中国政府がバッテリーの国産化に本格的に乗り出した。
トランプ米次期大統領が「米国優先」を掲げる中、中国政府もそれを逆に利用し、自国産業を保護する政策を強化しているとの見方もある。
直撃を受けた韓国のバッテリー業界は集団パニックに陥っている。

中国政府は22日、中国国内でバッテリーを生産するメーカーは年間8GWh(ギガワット時)を生産しなければ、模範認証を受けられないとする新基準を明らかにした。
生産能力の基準を現在の40倍に引き上げたほか、最近2年間で電気自動車(EV)用バッテリーに関連する重大な安全事故がないことも条件。
世界トップの競争力を備えたLG化学でさえ、中国での生産能力は3GWhにすぎず、来年1月に新制度が実施されれば、認証基準を満たせない見通し。

中国政府は、認証を受けられない場合、どんな不利益を与えるのか明らかにしていないが、業界はバッテリー価格の90%に達する補助金の対象から除外されるとみている。

SK証券のソン・ジウ研究員は「中国政府が自由市場経済を標榜して25年経過し、時計の針を逆行させる『官治』に乗り出した」と指摘した。

■国産化を本格推進
中国の動きが注目されるのは、中国が世界最大のバッテリー生産国であり、世界最大のEV市場となっている点。
市場調査会社SNEリサーチによると、昨年の中国のバッテリー出荷量は61.6GWhで、全世界の74.2%を占めた。
中国では今年1~9月にEVが22万台売れた。米国(11万台)、欧州(10万5000台)の合計を上回る規模。
さらに、中国のバッテリー最大手、比亜迪(BYD)のバッテリー事業部門の売上高は約1兆8000億ウォン(約1720億円)で、LG化学(1兆ウォン)、サムスンSDI(7000億ウォン)を上回る。

中国政府は今年、4回に分け、57社に模範認証を与えた。中国に工場を持つLG化学とサムスンSDIは、何故かこれまで受けられず、第5次認証の取得に全力を挙げている。
しかし、突然基準が強化され、不意打ちを食らった格好となっている。

韓国のバッテリーメーカーをけん制するのが新基準の狙いではないかとされるのもそのためだ。中国政府は1ヶ月にわたり業界の意見聴取を行った上で、来年から新基準を適用する予定。
自動車やバスなどのEV生産と販売を急増させている中国、韓国勢が認証を取得できる可能性はさらに困難になっており、中国生産のEVにバッテリーを供給できなくなる。
 早期に自動車用バッテリー工場を中国に建設するしかない。THAAD配置で中国政府が韓国勢を懲らしめる動きになっている。平行して、中国での新規の韓流ドラマの放送を厳しくするようすでに通達、韓国芸能人の中国化粧品会社CMからの排除も進んでいる。
THAAD配置問題を契機に、すでに技術的にも韓国から学ぶべきところはなくなったと中国側は判断しているものと見られる。
サムスン電子独占状態の利益頭の半導体NANDも、中国は国挙げて建設に当たっており、18年には完成、純自国産最優先主義をとることになる。
 

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[ 2016年11月25日 ]

 

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