アイコン GRIFトランプ相場で大儲けか ババ引かないうちに・・・

スポンサード リンク
 

GRIF親分+年金子分の二基金+日銀黒田丸+日本郵政丸という株式市場の日の丸艦隊、これまでは買い支えるのに目いっぱいであったろうが、久しぶりの大きな円安・株価高に日の丸艦隊は酔いしれていることだろう。

NYダウは元々史上高値を更新中であったことから、トランプ効果による上昇率は4.3%程度しかない。しかし、東証の日経平均は9月末・11月9日に比し11%以上上昇している。
さらに、日経平均が上昇した裏付けたる円安は9月末に比し10%以上上昇している。大統領選挙の開票中、トランプ有利の報に一時101円台を瞬間的に付けたが、米からの買い付けが入ったのか、誰かさんが介入したのか、戻していた。

トランプ効果の理由付けは、法人税減税・大公共投資を打ち出した経済政策であり、アメリカは力強く上昇するとの見方、株高・ドル高を強烈なものにしている。
しかも、結果、上に下に一番反応しているのは、アメリカ様に媚を売る日本でもあった。
今や証券市場に降臨した世界№1の日本の年金基金GRIF、計4組織で構成する日本艦隊に向かうところ敵なし。

東証の日経平均適用銘柄は、ほとんどが筆頭や上位株主になっているほど。一定以上は、米ハケダカどものファンドやヘッジファンドに下げさせぬ強いハンドパワーを有している。

今回のGRIFは特に28兆円も外国株式を購入していることから、今回のトランプ効果は計り知れない利益をもたらしている。そう円安の為替利益と株価上昇利益のWで享受している。日本株も10%以上上昇していることから、GRIFやほかの日本艦隊も爆益を生じさせたものと見られる。

すでに円は120円、125円に至るとする意見も出ている。だが、トランプは、投票した支持者からクソクラエになる可能性も残している。

職を奪われた白人労働者が騒いでトランプに入れたようだが、アメリカの失業率は空前の低さであり、トランプに踊らされただけであることに気づくことになる。
アメリカの底辺の末端の労働を支えてきた不法移民たちが、景気回復で人手不足になっており、現場は困り果てている。さらに景気がよくなれば、さらに人で不足は深刻なものになる。

また、大公共投資も法人税減税も企業を潤すものであり、中層以下の国民にメリットはないどころか、さらに貧富の差を拡大させることになる。

トランプに票を入れた米国民が現実に目が覚め、トランプ政治の現実に失望すれば、共和党の中でも反トランプ派が勢いを増すことが想定される。

そうなれば、現在のオバマのように身動き取れなくなる。上下議会を共和党が制しているが、共和党内で反トランプ議員が復活することも考えられる。当然、前近代的な日本のような党議拘束などありえようもない。民主党に近い共和党議員もいっぱいいる。現実には議会でもトランプ派は少ないのが実情だ。

すでに白人による人種差別や攻撃が激しくなっている。そうした動きをトランプが容認し続ければ、黒人やヒスパニックによる大暴動が発生する可能性も高い。

それもこれも、大きな票となった白人下層を満足させることができるかの一点にかかっているともいえる。

間違えば、再度、円高の揺れ戻しが生じることもありえる。

GRIFには、いろんなことを考慮に入れ、外国株式に28兆円を動かすことが求められる。間違えば損も大きくなり、今回は胸を張れても、来年の今頃はどうなっているか分からない。

追、トランプがいくらパフォーマンスを見せたところで、役者人生を長い間送ったレーガンの存在に、実業家の彼は絶対なれない。ドイツ系でもある。
 

 

GRIF運用内訳
2016年9月末
 
運用比率
兆円
国内株式
21.59%
28
外国株式
21.00%
28
国内債権
36.15%
48
外国債券
12.51%
16
短期資産
8.75%
12
運用合計残
100.00%
132

 

トランプ効果の株価
 
対ドル円
日経平均
NYダウ
 
US$
9月30日
101.407
16,449.84
18,308.15
10月31日
104.820
17,425.02
18,142.42
11月8日
105.106
17,171.38
18,332.74
11月9日
105.643
16,251.54
18,589.69
11月10日
106.816
17,344.42
18,807.88
11月28日
112.403
18,356.89
19,105.64
11/28対9/30
10.84%
11.59%
4.36%
・※11月28日のNYダウは、日本時間29日01時08分現在分。

[ 2016年11月29日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ