アイコン 2人以上世帯の消費支出14ヶ月連続マイナス 景気回復はどこ

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総務省が29日発表した10月の家計調査(速報)によると、2人以上の世帯が使ったお金が物価変動の影響を除く実質で、8ヶ月連続で前年同月を下回った。うるう年の影響を調整すると、事実上14ヶ月連続のマイナス。

2014年4月の消費増税後も13ヶ月連続のマイナスとなったが、これを上回る長さになった。

10月の消費支出は28万1961円で、前年同月より▲0.4%減った。

マイナス幅は前月(▲2.1%)より縮小したが、総務省は「消費は弱い状態が続いている」としている。いつプラスに転じるかは不安心理が一巡するまでマイナスだろうが、通年では2014年・15年と▲マイナスであり、3年連続でマイナスは確定的となっている。

14ヶ月連続のマイナスは、同じくうるう年だった2008年2月からの事実上15ヶ月連続に次ぐ長さで、リーマン・ショックから世界同時不況から経済パニックに陥り、消費低迷が長引いた。しかし、3年連続の▲マイナスにはお天とうさまも暗い。

二人以上の世帯
・消費支出は1世帯当たり81,961円
前年同月比実質▲0.4%の減少 
(前年比実質、1月▲3.0、2月1.3(うるう年効果)、3月▲5.3、4月▲0.4、5月▲1.1、6月▲2.3、7月▲0.5、8月▲4.6、9月▲2.1、10月▲0.4)
(年平均実質:2013年+1.0、2014年▲2.9、2015年▲2.3)
前月比(季節調整値)実質▲1.0%の減少、名目▲0.2%の減少

・消費支出(除く住居等※)は1世帯当たり242,269円、前年同月比実質▲0.1%の減少
前月比(季節調整値)実質▲1.5%の減少、名目0.1%の増加

・勤労者世帯の実収入は1世帯当たり485,827円
前年同月比実質▲0.1%の減少、名目0.1%の増加
以上。

世帯の消費支出低迷は、最長不倒距離を更新する可能性がある。

カッカせず冷静になり、更なる企業減税より、消費刺激策に国民減税か、一人当たり2.5万円の商品券配布かを考えなければ、相棒の日銀の黒田さんも赤田さんになってしまう。

大きな声で「この景気を全国津々浦々に !」 コトバでごまかすのはよそう。土建屋や企業だけが潤っても、国の借金は膨らむばかり、社会不安を引き起こしている。

コトバはどうにでも嘘をついたり・ごまかしたりできるが、数値は嘘をつかない、ごまかしもできない。コトバは便利なものだ。

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[ 2016年11月30日 ]

 

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