米ブラックフライデー 贈り物「任天堂」検索トップ 消費者行動
今年のブラックフライデーは、ショッピングシーズにおける消費者の買い物のスタイルや内容に極めて大きな変化が生じた。
米国では、モバイルショッピングの検索件数が2015年に急増し、感謝祭とブラックフライデーに初めてパソコンでの検索件数を上回った。
2016年には消費者の76%がブラックフライデーの前日に周辺の店舗を検索したと予想される。
グーグルによって今年明らかになったのは、買い物の達人が引き続きスマートフォンで検索と買い物を行ったこと。今年のブラックフライデーシーズンが到来すると、グーグルのデータには消費者がどのように買い物をしたか、何を買ったかが反映されるようになった。
女性はモバイルサイトを主導し、シーズン中の検索件数と購買件数はいずれも男性の2倍に達している。
だが、クリスマスまで残り1週間になると、男性がモバイル機器でショッピング計画を実行に移すことが予想されるという。
11月の初めの2週間にプレゼントの検索で最も人気があったのは、任天堂とハッチマルズ(卵から育てる動物のぬいぐるみ)だった。
消費者の多くはプレゼントの検索をピンポイントで行うが、一部の消費者はより個性的なプレゼントを求めて、ネット上でピンとくるものを探し回る。
14年のデータを比較すると、15年のブラックフライデーならではの「独特のプレゼント」はモバイル端末での検索件数が65%以上増加し、「最先端のプレゼント」の同検索件数は80%増加した。
ブラックフライデーは、これまでも早起きの消費者を大勢引きつけてきたが、店舗の客足は通常は正午から午後4時頃にピークを迎える。
ブラックフライデー当日、モバイル端末のショッピング検索件数は安定を保った。
消費者がブラックフライデーの割引セールのチャンスをしっかり捕まえるため、どの店に行くかをあらかじめしっかり計画していたからだ。
ブラックフライデーに続く週末に普段はそれほど買い物好きでない消費者も店に行って買い物したが、米国の一部の地域ではその他の地域に比べて割引キャンペーンがより好まれる傾向がみられた。
ブラックフライデー当日の午前10時現在、ニューイングランド地方の消費者の4分の1以上が割引商品を求めて、百貨店やショッピングセンターを訪れた。その他の地域では、1時間後にこうした動きがみられた。
モバイル端末の動きでもこうした傾向がみられ、ニューハンプシャー州の消費者は商品の取引に関する検索件数が他の州を上回った。
だが、店が開く前、閉まった後の長い時間にわたって、消費者は買い物を続ける。
昨年の感謝祭期間には、モバイル端末のショッピング検索件数の59%が店の開店前に行われていた。ショッピングは夜まで続き、モバイル検索件数は午後8時にピークを迎えた。
以上、中国・国際商報参照
ブラックフライデー:
米国では感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日にあたり、この日は正式の休暇日ではないが、休暇になるところが多く、クリスマス商戦の始まりの日だとして割引の大売出しが開始される。今年は11月25日(金)だった。
日本も今年はそのまま真似たが大不発。中国ではネット通販会社が11月11日を独身の日に設定して大売出しを行い、大成功を納めている。日本もアメリカ様追随もここまでくれば呆れるばかり、何か変化をつけなくっちゃ。商才が中国よりまったくない。
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