アイコン 韓国造船受注残 13年ぶりに日本から追い抜かれる可能性

スポンサード リンク

韓国造船業界の受注残高が13年5ヶ月ぶりに最低水準を記録し、日本との差が徐々に縮まっていると韓国紙が報道している。

6日、グローバル造船海運分析会社の英クラークソン・リサーチによると、11月の韓国造船業会社の受注残高は2,046万CGT(標準貨物船換算トン数)を記録し、13年5ヶ月ぶりとなる最低値を記録した。
韓国は、受注量が大幅に減り、豊富な受注残が船舶の完工で瞬く間に減ってきている。

10月基準で、中国は3,138万CGT、日本は2,006万CGTの受注残高を保有している。
韓国と日本の差は今年9月末129万CGTから10月末93万CGT、11月末には40万CGTと、徐々に縮小している。

韓国造船業は1999年12月末に受注残高で日本を2万1,000CGT上回った後、これまで継続して優位を維持してきた。韓国がこの12月に受注数を伸ばせない場合、17年ぶりに日本に逆転される可能性がある。

一方、世界の発注市場はまだ好転する兆しが見えない。11月1ヶ月間の全世界船舶発注量は49万9,163CGT。これは10月100万CGTの半分にも達しない値。

1~11月の累積全世界船舶発注量は1,048万CGTで、3,720万CGTだった昨年同期の28%水準にとどまっている。
同じ期間、国別には中国が375万CGTを受注して市場占有率1位(35.7%)を記録し、韓国は163万CGT(15.5%)、日本は112万CGT(10.6%)を受注している。
以上、

韓国の造船業界は、川重が失敗して問題となっている海洋プラントで、膨大な赤字を計上し、金融機関の管理下に置かれ、選別受注強化を余儀なくされていることに起因している。
日本も三菱重工が受注額の倍の損失を出した豪華客船2隻、川重の初物の海上プラントの大赤字など、受注減に追い討ちをかけている。
 

スポンサード リンク
[ 2016年12月 7日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ