マカオ カジノ=賭博場の収入推移 般若心経で浮かれる日本の国会 年間売上高
最近のマカオへの観光客数は、これまでどおり大きな増減は生じていない。しかし、マカオの最大の財源である賭博収入は、これまでとんとん拍子に増え続けてきたものの2014年に減少に変わり、2015年には大きく下げた。
その原因は、中国習政権による政治腐敗撲滅にあり、マカオへの政治家と富裕層・経営者たちが連れ立って遊びに行っていた動きが、2014年後半からピタリと止まったことによるもの。実際に中国では、これまでに、多くの政治家や軍人たち、癒着企業家らが逮捕されている。
マカオへの観光客数は変わらないものの、賭博場で大金を賭ける者たちが激減している。韓国の報道によると、マカオも韓国カジノにも私服の中国公安が賭博場を監視しているという報道もなされるほど、中国政府は腐敗摘発に動いている。富裕層も監視の対象にされており、あらぬ疑いをかけられたくない富裕層の賭博場への出入りは激減しているという。
(韓国のカジノは、2013年まで18ヶ所程度であったが、中国観光客の激増に今や倍以上の29ヶ所まで膨れ上がっているという。しかし、今では閑古鳥が鳴き、韓国のカジノブローカーたちが中国へ出向き、富裕層向けに大きく賭けたら一晩女性を付けるというチラシまで配布して誘客しているのが実態となっている。カジノ開発には時間がかかり、2012年ころに計画されたカジノ場が2~3年後にオープンし、全国のカジノ場が急増している。日本人客も土建屋などがよくカモになっている)
マカオや韓国のカジノは、中国の富裕層と腐敗政治家の利用に依存していたことが鮮明となっている。
ただ、眼下、中国では不動産バブルが再び生じており、利益を享受した俄か富裕層がマカオに足を運んでいるようだ。それも急激な値上がりに10月から規制がかけられている。
マカオの賭博収入推移
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2016年
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賭博収入
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前年比
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10月
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2,181,500
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8.8%
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9月
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1,842,335
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7.4%
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8月
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1,883,600
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1.1%
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1~7月
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12,556,000
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-10.5%
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2015年
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23,084,000
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-34.3%
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2014年
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35,152,100
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-2.6%
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2013年
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36,075,000
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18.6%
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現在:1MOPは14.41円
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