アイコン 2重マットのズレが原因か 福岡 タクシー病院突っ込み死亡事件

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米国で2009年から2010年にわたり発生したトヨタプリウスの大量リコール問題。
米国でプリウスが発生させた暴走事故、機器に不具合があると主張する大量のユーザー、それに加え、米当局まで問題があるとしてトヨタは大混乱に、社長が米議会に召致され喚問を受ける事態に。
しかし、トヨタは機器には問題はなしとして、当局に対して徹底的に調べるように要請した。結果、機器に問題はなかったが、米国特有の膨大な裁判が起こされており、司法取引で1000億円も支払い和解した(裁判で引きずることはマイナスイメージに繋がると判断したもの)。

米暴走の原因は、マットであった。当時の米国のプリウスのマットは固定されておらず、運転手によっては、マットがズレ、ブレーキの下に重なり合って入り込み、ブレーキを踏んでも効かない状態に陥り、また、パニック状態でアクセルまで踏んでしまい、暴走したというものだった。
トヨタは安全対策としてマットの固定、アクセルペダルとブレーキペダルの間隔を米国では少し離した。その後、一切問題は発生していない。

<福岡の病院突っ込み死亡事故>2重マット問題が浮上
福岡市博多区の原三信会病院にタクシーが3日、突っ込み3人が死亡、7人が負傷した事故で、事故車両の運転席で足元のフロアマットが二重に敷かれていたことが9日、捜査関係者への取材で分かったと報道されている。
福岡県警は、上部のマットがずれてアクセルペダルを押さえ込む形となった結果、タクシーが暴走した可能性もあるとみて慎重に捜査している。
事故は3日午後5時ごろ発生。タクシーは近くの公園から病院方向へ直進し、道路左側に駐車していた車2台をよけるように走行。病院前の標識にぶつかって損壊させた後、病院に突っ込んだ。
これまでの県警の調べに、運転手の松岡龍生容疑者(64)=自動車運転処罰法違反容疑で逮捕=は「ブレーキが利かず、途中の一時停止標識も止まれなかった。公園を出発した直後からブレーキがおかしかった」などと供述している。
捜査関係者によると、タクシーの運転席の足元には、備え付けのマットの上に別のマットが重ねて敷かれていた。
2枚はメーカーの純正品と市販の社外品で、上に敷かれたマットは特に固定されていなかったという。
事故を起こしたタクシーは、平成22年6月製のトヨタ「プリウス」で、今年6月の車検に合格し、3カ月に1度の定期点検でも「異常なし」と判断されていた。

事故車両には事故発生時から5秒程度さかのぼってアクセルやブレーキ操作の状況が記録される「イベントデータレコーダー」(EDR)が搭載されており、県警はEDRを解析し、車両に不具合がなかったかも含めて事故直前の車の挙動を調べる方針だ。
以上、

マットが原因ならば、トヨタが米国で起こした問題を、日本の運輸当局(=国交省)がまったく問題視しなかったことにも問題がある。
車検の時の検査項目に入れ、検査する人が取りはずし、運転手に2重マットをしないように喚起させておけば、今回の問題は生じなかったことになる。
記者も運転中、2重マットでコントロールができにくくなった経験があり、運転席には一切、2重にマットを敷かないようにしている。少しずつズレて、知らないままに問題が生じ、非常に危険だ。

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[ 2016年12月10日 ]

 

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