アイコン 明日の日露首脳会談を前に元島民らに調査「まず2島返還論」最多

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NHKは15日、ロシアのプーチン大統領が来日し日ロ首脳会談が行われるのを前に、北方領土の元島民とその子や孫を対象にアンケートを行ったと発表した。

択捉島と国後島、色丹島、それに歯舞群島の北方四島は、終戦後の昭和20年8月から旧ソビエトに不法に占領され続けている。その後、約3年間で1万7000人あまりの日本人が島を追われた。
元島民などでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」によると、元島民の数は今年3月末の時点で6312人となっている。
NHKは、日ロ首脳会談を前に、11月、全国に散らばっている元島民と子ども、それに孫のあわせて1037人を対象に郵送によるアンケートを行い、53%にあたる554人から回答を得た。

その結果は、
1、ロシアに対する北方領土の返還要求については、
「まず歯舞・色丹の2島を返還し、残りの国後・択捉の帰属について協議を続ける」が42%、
「4島とも返還すべきだ」が30%、
「歯舞・色丹の2島を返還し、北方領土問題を決着させる」が6%、
「4島は日本・ロシアの共同所有に」が7%、
「4島とも返還要求しない」が1%、
「どれにも当てはまらない」が10%
だった。

2、日ロ間の経済交流の活発化を期待するか尋ねたところ、
「あまり期待しない」が36%、
「ある程度期待する」が35%、
「大いに期待する」が10%、
「全く期待しない」が10%、
「わからない」が8%
で、「期待する」と「期待しない」がほぼ半々に分かれた。

3、北方領土の元島民などによるいわゆる「ビザなし交流」の現在のあり方についてどう思うか尋ねたところ、
「元島民やその家族、関係者などに限られている参加対象者を拡大すべき」が30%、
「いまのままでよい」が23%、
「もっと回数を増やし、元島民やロシア人住民の行き来を自由にすべき」が22%、
「領土問題解決に役立っておらず廃止すべき」が17%
だった。
以上、NHK参照

<プーチンは・・・>
プーチンは来日を前に読売新聞などの取材を受け、ウクライナ問題でロシアを制裁している日本に、領土で譲歩することはないと発言している。
4島の帰属問題の提起は「共同宣言の枠を超えている。全く別の話で別の問題提起だ」と述べ、受け入れられないとの考えを強調。
安倍首相が提案した医療や極東開発など「8項目の経済協力プラン」については、平和条約を締結する「条件ではなく必要な雰囲気作り」との認識。同プランで経済協力が拡大しても平和条約交渉の進展と直結するものではないとの見解を示している。
以上、

米トランプが露プーチンをかっており、経済制裁も早期に終了させるものと見られ、プーチンは、来日発表当時と日本に対する考え方が、現在は大幅に変わったと見られる。ましてや、原油価格もOPECとの減産合意で高くなり、為替暴落、最低に落ち込み辛酸を舐めた経済の立て直しも見えてきている。

トランプ誕生で米TPPを逃した日本、北方領土返還も相手とこれまで懇意にしている間柄でもなく、一筋縄にはいかない。運がつきかけてきているようだ。
ワンワン外交で調子に乗りすぎ、非礼にもワン公はいらないと断られたときから、こうしたプーチンノの今回の訪日に対する考え方はわかっていたはずだ。
ただ、後先、ロシアでプーチンを除いては、返還できる者はいないだろう。

ウクライナ問題は、米CIAがソチオリンピック開催中を最大限利用して起こさせたもの。
ウクライナは、ロシアの当時、開発末期の戦闘機図面を中国に渡し、空母(現、遼寧)も売り渡した。そんな国に対して日本が欧米に協調して、金魚の糞のようにロシア制裁する必要はまったくなかった。・・・4島返還を望むならば・・・。機会を失ったのだ。
4島返還、明日、少しでも明るい灯が見えてきますように。
 

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[ 2016年12月14日 ]

 

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