新スマホに搭載されるバッテリーは、設計・製作・テストに最低でも６ヶ月を要する。このため業界では、来年初めに発売される「ギャラクシーS８」ではなく、下半期に発売される「ギャラクシーノートシリーズ」の新製品に、サムスンのスマホとしては初めてLGのバッテリーが搭載されるとみている。
サムスンは「かつてはプライドを守るため、ライバルのLGから部品を購入することを躊躇していたが、今後は感情ではなく事業性で判断しなければならない」として「事業に必要ならば、どこの会社の製品であっても使う」と述べたという。
以上、韓国紙参照

韓国企業は、造船業界が共倒れしているとおり、ライバル意識が異常に強く、世界の１・２・３位の韓国造船企業が受注合戦を繰り広げた結果、今日の韓国の造船業界の経営低迷となっている。サムスンとＬＧの場合も同じで、ドイツの見本市では、サムスンの洗濯機の扉を壊したとして、ＬＧの社長がサムスンから訴えられていた（最近、サムスン敗訴で決着）。0

サムスンは、液晶ディスプレーは普及品のスマホやＴＶ用に生産しているが、この間、生産ラインを大幅に減じて、有機ＥＬ生産にシフト換えしていた。そのため、シャープが液晶ディプレーを提供しなければ、ＴＶやスマホ生産が間に合わず、市場を失うことも意味する。そのため、液晶ディスプレーの供給を受けるため、サムスンはＬＧに対して、緊急を要する液晶ディスプレーと急がないスマホバッテリーというＷで、ＬＧに液晶供給を依頼しているもの。
なお、８月１９日に販売開始された「ノート７」、９月はじめには爆発出火問題が生じたが、３ヶ月経とうとしているが、その原因はいまだ明らかになっていない。サムスンと韓国の工業技術院が原因調査に当たっている。
原因が判明しないことには、電池容量は異なるものの「ギャラクシーS８」の販売開始時期にも影響するものと見られる。