アイコン パナ社のテスラ囲い込みと韓国勢の苦闘 SDIとLG化学

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パナソニックとテスラ・モーターズは27日、米ニューヨーク州バッファローの工場で太陽電池セルとモジュールの生産を開始することで合意したと発表した。

太陽電池モジュールの生産は、来夏に開始する予定で、2019年までに1ギガワットの生産能力に拡大するとしている。
パナソニックによると、同社が生産設備に投資し、累計投資額は300億円超になるという。
発表によると、これらのセルとモジュールは、ソーラーパネルの生産に使用され、テスラの蓄電池製品である「パワーウォール」や「パワーパック」と統合される
パナソニックは、バッファロー工場で必要となる投資の一部を負担する一方、テスラはパナソニックから同工場で生産された太陽電池を長期にわたって購入する。
以上、ロイター参照

とにかく安いテスラの家庭用蓄電池「パワーウォール2」・2016年11月30日
http://car-moby.jp/117288

2016年6月9日の記事
テスラ・モーターズのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は6月8日、サムスンSDIからEV用バッテリーは調達しないものの、家庭などに提供する電力システムで使うバッテリーの供給は受ける可能性を示唆したと報道されていた。
これに先立ち、マスクCEOはツイッターで、テスラの新型EV「モデル3」のバッテリー供給についてパナソニックと独占的に取り組んでいるとコメントした。
マスクCEOはその後、ツイッターで、家庭や企業などに提供するエネルギー貯蔵システム「テスラ・エナジー」にサムスンのバッテリーを使うかとの問いに「イエス」と回答していた。
以上、

マスクCEOが韓国を訪問した際の記者会見であるが、
<サムスンの内情>
肝心のサムスン電子は、内部は崔順実ゲート事件のゲート中核企業になっており、今後とも調査対象の最重要企業になっている。
事業面は、ノート7のバッテリー問題および生産停止で、販売主力品をなくし売上低迷、バッテリーを供給していた子会社のSDIの生産計画が大きく崩れている。また、シャープからTV用液晶供給の中止を表明され、急遽、TV事業の世界市場で最大のライバルであるLGに液晶供給を依頼、それに加え、次のノート8でのバッテリー供給もおまけつきで依頼するほど困り果てている。

<中国のEV用バッテリーに見る保護主義>
中国では、来年1月から始まるEVバスに適用される高額補助金、対象車にはバッテリーの認定制度を設けており、中国企業中心に30数社がすでに認定を受けている。しかし、最有力の韓国勢のサムスンSDIとLG化学はいまだ認定を受けられずにいる。
韓国紙によると、その認定基準の一つに、350度の温度でも燃えないバッテリーと規定され、両社のリチウムバッテリーは200度超で発火するという。中国製のバッテリーは350度では発火しないが、充電容量が小さく、容量では韓国勢の相手ではないという。
それでも、こうした新基準を設けたのは、韓国勢外し、国内企業最優先策の保護貿易だと批判している。当然、中国は韓国のTHAAD配置問題を絡めているものと見られるが・・・。

  なお、中国工業情報化省は11月22日、EVバッテリーメーカーの新認証基準案を発表、リチウムイオン電池の年間生産能力を0.2ギガワット時(GWh)から8GWhへと40倍に引き上げた。「新基準を満たせる企業は、中国でも比亜迪(BYD)、沃特瑪(オプティマムナノ)の2社だけとなるという。サムスンSDIもLG化学も中国内に工場を有しているが、生産能力は小さく認定されなくなる可能性がある。
  EV価格におけるバッテリーの占める割合は3~4割とされている。
  やりたい放題の中国、これでも中韓は昨年12月FTAを締結している。

<イーロン・マスCEO>
イーロン・マスクのEV開発を可能にしたのは、ニッカド電池でお馴染みの三洋電機、その財産がパナ社に大きく生かされている。
イーロン・マスCEO
 

[ 2016年12月28日 ]
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