(株)大輪(名古屋)/自己破産へ
運送業の(株)大輪(愛知県名古屋市緑区大高町寅新田58、代表:佐野美穂)は12月26日事業停止、事後処理を菅沼勝己弁護士(電話052-253-5400)に一任して、自己破産申請の準備に入った。
負債額は約14億円。
同社は昭和46年創業の運送業者。関西から関東までの顧客から、アパレルから鉄鋼製品など多種多様な運送を請け負い、また、アパレルや鉄鋼製品などは一部加工も請け負い平成27年4月期には約26億円の売上高を計上していた。しかし、過去の設備投資における借り入れ負担や人件費高騰などから採算性を悪化させ、不採算事業から撤退。平成28年期には11億円台まで売上高を落としていた。そうした中、先念4月には、国税から脱税で告発され信用も失し、売り上げ不振に拍車をかけ、最近では経営不振に陥っていた。
2015年4月10日の新聞記事
8千万円脱税容疑 名古屋国税局が告発
運転手の人件費を外注したように装い、3年間で約8千万円を脱税したとして、名古屋国税局が消費税法違反と所得税法違反の疑いで、名古屋市緑区の運送会社「大輪」と川崎清彦社長(76)を名古屋地検に告発したことが9日、分かった。
大輪によると、同社は約180人いる運転手のうち、100人前後と個人事業主としての歩合制の請負契約を締結。人件費を消費税の控除対象となる外注費に計上して、2014年4月期までの3年間で消費税約6千万円を免れた疑いが持たれている。
国税当局は、請負契約を結んだ運転手は、実態として社員に当たると判断したとみられる。
以上、
コメントをどうぞ