アイコン 値上げラッシュのテーマパーク 「USJ」「ハウステンボス」「ディズニー&シー」

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ディズニーランドテーマパークは、投資額の大きなアトラクション施設の新設などないにもかかわらず、値上げで利益を上げようとしている。

経営者が長期政権確立のため、親会社や株主ばかり気にして、値上げして、利益の増額ばかり追い求めていれば、いずれバランスが崩れ、客から見放される。
入場料を上げたにもかかわらず、利益捻出のためにサービスを大幅に低下させている悪循環に陥りつつあるテーマパークもある。
 
<ハウステンボス>
長崎・佐世保市の大型リゾート&テーマパーク施設ハウステンボス(HTB)は12月29日、アトラクション新設などに伴い、2017年3月1日から入場料金を200~600円引き上げると発表した。
今年7月以来の値上げとなる。
入場料と一部アトラクションの利用料がセットになった「1DAYパスポート」の場合、
大人(18歳以上)が6,700円から6,900円に、
中高生は5,700円が5,900円に、
子ども(4歳~小学生)は4,300円から4,500円に
上がる。

澤田氏がハウステンボスの経営を引き受けたときには、価格を引き下げ集客増に務めたが、その後、大規模な施設の改善やアトラクションも増加させてきたものの、今や、大きな打ち出しもなく値上げするという。

澤田氏はあちこち忙しすぎ、またロマンも多すぎる中、屋台骨が調子悪く・・・、客商売を短絡的に扱えば、客はあやうい。
 
ハウステンボス(単独)
 
入場者数
売上高 
営業利益
 
千人
百万円
百万円
2014年9月期
2,794
26,255
7,364
2015年9月期
3,107
29,720
8,918
 前期比
11.2%
13.2%
21.1%
 
2015年9月期3Q
2,285
22,069
6,649
2016年9月期3Q
2,102
20,590
5,395
今期と前期の比
-8.0%
-6.7%
-18.9%
 値上げ経過
 
大人1D-P
値上げ額
2013年3月
5,900
200
2014年4月
6,100
200
2015年3月
6,200
100
2016年3月
6,500
300
2016年7月
6,700
200
2017年3月予定
6,900
200
 
<USJ>
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は2017年2月8日から、入場券(スタジオ・パス)の価格を改定すると12月27日に発表した。
大人(12歳以上)の1日券「スタジオ・パス」は200円値上げの7,600円になる。
子どもの1日券が税込みで4,980円が5,100円に、シニアは6,650円が6,830円に値上げとなる。
入場券の値上げは8年連続で、東京ディズニーランドの同7,400円を再び上回る。
今年2月にも値上げし、「ザ・フライング・ダイナソー」のオープンや、15周年記念プログラム「ユニバーサル・RE-BOOOOOOOORN(リ・ボーン)・パレード」などを開催しているが、値上げするだけの投資ではない。
 
<ディズニー&シー>
2016年4月1日からディズニーランドとディズニーシーのパークチケット料金が値上げされた。大人1デーパスポートは7400円になった。
単純に値上げすれば儲かるという経営陣であり、値上げすることでしか利益を増加させられないスパイラルに陥っている。
2017年4月にも値上げすることだろう。
ディズニー&シーの入場者数は2016月3月期3,019万人だった。500円の値上げ効果は、入場者全員500円上がったと仮定して150億円に達するはずだ・・・。
しかし、実態は下記のとおりだった。
 
 
ディズニー&シー値上げ効果
 
入場者数
売上高
営業利益
 
千人
百万円
百万円
2015年3月期
31,377
387,622
95,665
2016年3月期
30,191
384,602
91,692
 前期比
-3.8%
-0.8%
-4.2%
 値上げ
2,015年4月500円値上げ
 
2016年3月期2Q
14,372
182,575
43,939
2017年3月期2Q
14,329
187,647
45,730
今期と前期の比
-0.3%
2.8%
4.1%
 値上げ
2016年4月500円値上げ
現在価格
7,400円

[ 2016年12月31日 ]
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