アイコン (株)八木建設(神奈川)/事業停止・倒産

建築工事の(株)八木建設(神奈川県厚木市下荻野1101-1、代表:八木靖)は11月10日、事後処理を三竹厚行弁護士(電話046-295-5755)に一任して、事業を停止した。

負債額は約4億円。

同社は昭和6年創業で相州半原大工(宮大工)系統の老舗の木造建築工事業者。バブル期には、神社仏閣や個人住宅の建築が旺盛で20億円近い売上高を計上していたこともあったが、最近では、神社仏閣もお金がなく、檀家も不況で拠出する金も少なくなり受注減少が続き、個人住宅も安価な住宅メーカーと大手の住宅メーカーの受注率が高くなり、売り上げ不振が続いていた。特に神社仏閣の工事では事前に大量の木材を調達する必要があり、資金繰りにも窮していた。

会長の八木晨寿氏は2008年「第29回全国技能士大会」で全国技能士会連合会会長表彰を受賞していた。

半原大工は、江戸時代から神社や寺院の建築をこなし、江戸城の修復にも活躍した日本三大工匠として知られる宮大工集団。

宮大工さんに頼んだ家は、少々高いが、材料吟味から厳しく、狂いが少なく、間違いない建物を造ってくれる。価格が高いといっても大手住宅メーカーの高い価格のモデルよりCM代金が入っていないだけ安い。

こうした建築会社が消えていくのは残念だぁ。神社仏閣の建築会社にはそれぞれの分野の下請けの職人さんたちがおり、そうした職人さんたちも減っていくばかりだ。

金持ちは日本伝統の建築技術が残るように、洋風和風問わず宮大工さんに住宅建築を頼んでもらいたいものだ。健康にも非常に優れている。

 

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[ 2016年12月 8日 ]

 

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