アイコン 原油WTI価格 反発も限りあり 51.37ドル  米NYダウ5日間続落

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19日の米WTI原油先物価格は、期近の2月物は前日比0.29ドル高の1バレル51.37ドルで終えた。
国際エネルギー機関(IEA)の月報を受けて石油輸出国機構(OPEC)による減産が進むとの期待から買いが先行した。ただ、米国の在庫増を嫌気する売りが出て上げ幅は急速に縮小した。

IEAが19日発表した月報によると、OPECは2016年12月に生産を前月から減らしており、1月には減産ペースが加速する可能性があるという。

想定より早い時期に需給が均衡するとの期待が改めて広がり、先物に買いを誘った。前日に大きく下げた反動で、短期的な戻りを見込んだ買いも入りやすかった。
 ただ、相場は売りが優勢になる場面があった。
米エネルギー情報局(EIA)発表の米石油在庫統計で、原油在庫の増加幅が市場予想を大きく上回った。
IEA月報が、原油価格の持ち直しで米国の生産が盛り返すと見通していたこともあり、米国で供給過剰が続くとみた先物売りが出た。
ただ、米石油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫が昨年10月以来の大幅減少となっている。
以上、

原油価格は、OPECの統計、国際IEAの統計、米EIAの在庫統計により今後の動きに目が離せない。
OPEC減産が進めば、価格が上昇、反面、米国のシェールオイル軍団がさらにリグ稼動数を増加させるものと見られ、OPEC減産はすでにある程度価格に織り込んでもおり、米国の在庫の増減で大きく価格が動く可能性がある。シェールオイルの損益分岐点は40ドル。
世界景気が良くならない限り、需要の増加は限られる。
価格次第では、トランプ米国は、生産会社の要望に応え、シェールオイルの大規模輸出に転じる可能性すらある。・・・即値崩れ。

米株価は5日連続の下落
ドルは高すぎると言ってみたり、かたや上半期に金利を上げる可能性を示唆したり、アメリカ経済のバタつきを象徴した動きになっている。
米国経済にとって、不透明になってきたトランプの経済政策、トランプの政策の様子見が続き、利益確定売りが先行している。
本日、新大統領の就任式を迎えるが、米NY市場はお祝い相場を演出するのだろうか。大きく上げない限り、具体的な政策の教書発表まで小動きに展開するものと見られる。

ダウ平均は大統領選挙以降で初の5日続落。次期財務長官に指名されているムニューチン氏が上院での承認公聴会で、厳格な規制の撤廃を提唱しなかったことから銀行株が下げた。
1月19日の米ダウ平均は▲72.32ドル安の19732.40ドル

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[ 2017年1月20日 ]

 

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