アイコン 2016年の中国の経済成長率6.7%増 26年ぶりの低さ

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中国国家統計局が20日発表した2016年の国内総生産(GDP)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前年比6.7%増となり、天安門事件直後の1990年(3.9%増)以来、26年ぶりの低い伸びとなった。
伸び率は前年(6・9%)に比べ、0.2ポイント下がった。企業の設備投資の鈍化や、貿易の不振が響いた。
中国の成長率が前年を下回るのは、6年連続。
政府は、2016年の成長率目標を「6・5~7%」としていた。17年の目標は3月の全国人民代表大会(国会)に合わせて発表するが、さらに引き下げるとみられる。
2016年のGDPの実額は74兆4127億元(約1265兆円)だった。
都市部の公共工事や企業の設備投資を示す16年の「固定資産投資」は前年比8.1%増と、前年(10.0%増)を下回った。
以上、

中国で景気が良い分野は自動車産業と不動産業、不動産は、バブルが生じて、関連産業の石炭や鉄鋼なども価格が急騰したものの、住宅購入の規制強化が入り、すでにズッコケはじめている。輸出はマイナス。
政府は、公共投資で景気回復を図ろうとしているが、従前より経済規模が大きくなっており、なかなか回復には至っていない。
自動車販売好調の消費が景気のけん引役になっている。
政府は、消費拡大を図るため賃金の上昇を叫んでいるが、輸出関連産業が世界経済の低迷から不振に喘ぐ中、賃金上昇によるコストアップにより、企業の経営は悪化しており、外資進出工場の繊維やスポーツシューズなどのブランドメーカーは、東南アジアに生産拠点をシフトしてきている。
総じて、6.7%の経済成長率は、疑問が呈せられる。

<中国の消費推移>
<中国の消費推移>
 

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[ 2017年1月20日 ]

 

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