アイコン 2016年安売りたたる現代自動車 営業益▲18.3%減の5.1兆ウォン 安売り台数増

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現代自動車は、一昨年、中国で大安売りしても売れない状況が続いた。同年、米国でもバーゲンセールで売上台数をプラスにさせていた。
現代自動車は海外では欧米日の自動車メーカーより安く販売することで、世界でシェアの拡大をはかってきた。しかし、中国では民族系の追い上げに合い苦戦、米国では2016年秋、米国メーカーが価格戦争を繰り広げ、韓国勢はさらに安価で売ることをしいられていた。
こうした結果、営業利益率は減少し続けている。

現代自動車は、中国で昨年、生産能力が30万台の工場を完成させた。今年も重慶で30万台の工場が完成し、来年早々から生産に入る。来年の現代と起亜の中国での生産キャパ合計は280万台に達する。また、ソウル中心部にスーパー超高層の本社ビルを5兆ウォンかけて建設する。さらに、現代自動車は、組合貴族と称せられる現代労組の高給取りたちは、さらに高給を求めてストを打つという悪循環を招かせ、製造コストの上昇し続けている。
今後ともこうした投資が営業経費を大幅に増加させ、営業利益を悪化させる要因となっている。

現代自動車が25日発表した2016年の連結決算によると、本業の儲けを示す営業利益は前年比▲18.3%減の5兆1935億ウォン(約5770億円)だった。
国際会計基準の適用が義務化された2010年(5兆9185億ウォン)以降で最低となった。
ただ、売上高は93兆6490億ウォンで過去最高を記録。販売台数は485万7,933台だった。

<現代自動車の営業利益推移>
2016年の営業利益は2015年比▲18.3%減の5兆1,935億ウォン。485万台
2015年の営業利益も2014年比▲15.8%減の6兆3,579億ウォン。496万台
2014年の営業利益は2013年比▲9.2%減の7兆5,500億ウォン。496万台
2013年の営業利益は2012年比▲1.5%減の8兆3,155億ウォン。473万台
明らかに、営業利益は減少し続けている。

昨年10~12月期の営業利益は、前年同期比▲32.6%減の1兆212億ウォンに大幅ダウン、やはり10年以降で最低となった。
(なお、当数値には、グループの起亜自動車の分は入っていない)

<対ドルウォンチャート>
2016年は年間を通して小幅な動きだった
現代
 

[ 2017年1月26日 ]
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