アイコン 米軍 FA-18の2/3が飛べない F35の開発遅れと予算減

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米海軍幹部は11日までに、海軍の主力戦闘機となっているF/A18型機の約3分の2が修理の遅れや部品の調達待ちで飛行が出来ない状況に陥っている実情を明らかにした。

ウィリアム・モーラン副作戦部長(海軍大将)が米下院軍事委員会で証言した。海軍保有の航空機の半分以上を飛ばすことが出来ず、国防費増額の見通しも立たない中で、投入出来る航空機の使用回数は限度まで来ていると指摘した。
「様々な理由に襲われ、海軍の造船所や航空機の格納施設では修理や維持管理作業を規定通りの時間内に終わらせることに苦労している」と表明。
F18に限れば任務に使えない機材の数は本来あるべき水準の倍になっているとも述べた。
同型機の62%(1/3しか動かせない状況)が駐機を強いられているとの一部情報を確認する形ともなった。
同機の機体寿命は約6000飛行時間を想定している。しかし、稼働させる機材が少なくなっている現状を受け、現在は8000~9000時間まで伸びているという。
財源の制約やF18の後継機と位置付けられている最新型戦闘機F35の配備の遅れも作用している。
 
モーラン副部長は、保有機材の老朽化や機数の制限、要員不足で海軍は将来の紛争に脆弱な戦力で立ち向かうことを強いられるとも警告した。
新任のマティス国防長官は、有事への即応態勢を強化するため人員や予算増加を最優先事項の1つと強調している。
トランプ大統領も海軍艦艇の増強や空軍の航空機拡充を選挙戦の公約としてきた。
しかし、下院軍事委の幹部メンバーであるアダム・スミス議員(民主党)はCNNとの取材で、金はいくらでも惜しまないとの空想は可能だが、連邦政府予算の切り詰め方針を損ねず軍の即応態勢を改善させることは不可能に近いとの現実があると指摘している。共和党はまだこの問題への解決策を示していないと主張した。
以上、CNN参照
F35は、開発費ばかり膨れ上がりながら遅れていることに起因している。
F15イーグルの後継機であるF22ラプターの配備は192機しかない(全機米軍使用)。F35の開発遅れで、日本ではF15の後継機がF35になっている?
米軍は予算減からF35を採用国に高く売り付け、予算を捻出しているのかもしれない。
 
 
F/A-18 ホーネット
分類:艦上戦闘機、戦闘攻撃機(マルチロール機)
製造者:マクドネル・ダグラス(現ボーイング)社
運用者
アメリカ合衆国(海軍、海兵隊)
オーストラリア(空軍)
スイス(スイス空軍)
スペイン(空軍)
フィンランド(空軍)
クウェート(空軍)
カナダ(空軍)他
初飛行:1978年11月18日(FSD 1号機)
生産数:1,480機(A-D)
運用開始:1983年
運用状況:現役
ユニットコスト:2,900万-5,700万USドル(2006年)
エンジン
 A/B:GE製F404-GE-400 ターボファン×2基
 C/D:GE製F404-GE-402 ターボファン×2基
推力
 A/B:7,260kg×2
 C/D:8,160kg×2
最大速度
 A/B:M1.7
 C/D:M1.8
航続距離
 3,700km(フェリー)
 C/D:戦闘行動半径 290海里 (540km)
実用上昇限度
 C/D:15,240m
 
F/A-18 ホーネット>日本は採用していない
F/A-18 ホーネット

 

[ 2017年2月13日 ]
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