アイコン 九大受験日に宿泊満室 3代目J Soul Brothersツアー重なる 市民や福岡地所ら動く

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福岡県内で国公立大の2次試験日と3代目J Soul Brothersの大規模コンサートが重なり、受験生の宿が足りない事態を受け、九州大の学生らが、市民に宿泊場所の無償提供を呼び掛け、受験生に紹介するインターネットサイトを立ち上げるなど支援の動きが広がっている。

<無料で貸し出すことで旅行業法などをクリア>
25、26日の受験日に、福岡市のヤフオクドームで計5万人規模の「3代目J Soul Brothersドームツアー」が開催され、福岡市にある約2万4千室ある宿泊施設はほぼ満室。キャンセル待ちが多発しており、受験生も少なくないという。

困った受験生を支えようと、サイトを立ち上げたのは九州大学のビジネススクールの学生でもある会社員岡英典氏(48)が、1月29日夜に「福岡市国公立大学前期試験緊急宿泊情報」というサイト(http://qbs14.saloon.jp/)をアップしたところ、部屋を提供したいという申し出が既に32件(約40室分)あったという。

有料で客を泊める場合は旅館業とみなされ、自治体の許可を得る必要があるが、観光庁観光産業課は「無償なら旅行業法などには抵触しない。ただ予約の確実性や公衆衛生面などは保証できない」としている。
岡氏は「夢を諦めてほしくない。少しでも安心して受験できる環境を整えてあげたい」としている。

ほかに学生らも動いている。九州大の伊都キャンパス地区で空き家を大学生や留学生に紹介する事業に取り組む九州大工学部4年小豆沢成治氏(23)も、宿泊場所の提供を計画している。

<福岡市も動く>
福岡市が立ち上げるのは「宿泊相談ホットライン」(080-8373-9662/080-8373-9654、午前9時半~午後5時)。
旅行会社に対し、余っているホテルの空き室の提供を求めた上で、受験生向けに宿泊情報を提供する。

<福岡地所も動く>
福岡地所は、所有する「ルポ県庁口」(福岡市博多区)の空室40戸を、24~26日に受験生に無償提供する。15平方メートル強のワンルーム。ベッドは備え付けで、すぐに寝泊まりできる。
「報道で事情を知り、たまたま提供可能な物件があったため実現できた」。利用には事前の申し込みと受験票の提示が必要。
問い合わせは「ルポ県庁口」を管理している学生情報センター福岡支社福岡天神店(092-720-6749)まで。

 

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[ 2017年2月 2日 ]

 

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