アイコン 自民+公明の現職破る 福津市市長選 原崎氏当選 プロフィール 行革プラン反対

スポンサード リンク

任期満了に伴う福津市の市長選挙は5日投票が行われ、無所属で新人の原崎智仁氏が、3期目をめざす現職の小山達生氏をやぶって初めての当選を決めた。

福津市長選挙の開票結果は、
・原崎智仁:無所属新、前市会議員:当選:1万1571票
・小山達生:無所属現(2期):自民+公明支援:1万399票
・古賀重信:無所属新:1038票
投票率は46.37%で、前回の4年前を1.6ポイント上回った。

無所属の新人で元福津市議会議員の原崎氏が、自民党県連と公明党県本部の推薦を受け3期目を目指した現職をやぶって初めて当選した。
原崎氏は46歳で、障害者支援施設の支援員や市議会議員などを経て、今回、市長選挙に初めて立候補した。
選挙戦では、子育て支援策や観光振興策、それに市政運営のあり方をめぐって論戦が交わされた。
原崎氏は、これまでの市政運営は市民の声が届いていなかったので、これからは市民との対話を重視したい。多くの人に福津市は住みやすい町だと思ってもらえるようにしていきたいと話している。

<争点:時代に逆行した小山市長による「福津市行財政集中改革プラン」>
争点は、元県会議員だった小山達生氏が、隅々まで道路舗装するという土建中心の政策しか打ち出せず、満を持して「福津市行財政集中改革プラン」を策定、ところが、イオンモール福津を核とする福間駅東の区画整理事業による大新興住宅街の開発が進む中で、社会問題化している子育て世代支援の中核施設である神興幼稚園・大和保育園、JR福間駅構内のエンジェルスボットなどの廃止、高齢者福祉施設でもある津屋崎海岸にある日帰り湯「夕陽館」などの廃止・民営化を決定させるなど、市議会ともども脳味噌が機能しなくなった行政に対して、市会議員の原崎智仁氏が立ち上がり、見直しを宣言して市長選に立ち上がらせてしまったことに敗因がある。

古い体質の福間住民より、以前から福岡市のベッドタウンとして福津市各地に大規模住宅団地が形成され、今や新興住宅民が多く、さらに駅東の再開発により、若い世代の人口が流入している中で、時代の思いと逆行する政策を打ち出したところに小山氏の敗因がある。
さらに、合併した津屋崎町地区は、福間町の発展から取り残され、津屋崎庁舎から市組織(建築家)を撤退させ、福間庁舎内に建物新設、過去の選挙の経過や津屋崎町にある「夕陽館」廃止問題もあり、原崎氏に票が動いたものと見られる。

それに加え、ウェルサンピア問題では、市民が市の買取を要望して市民運動を展開したものの無視、厚生年金整理機構側が、事前に市長側に買取意向の面談を行ったものの、市長は買い取り意向を示さなかった(直接JC-NETが厚生年金の課長に当時取材)。
大きな問題になり、そこで、小山氏も動かざるを得なくなったものの、そのタイミングでは遅く機構側は一般入札に附し、韓国人実業家が落札した。入札は茶番であり、福津市の入札予算が公表され、僅か上の価格(福津市8億円限度、柳氏の落札額8.2億円)だった。JC-NETが予想したとおり、現在、大住宅団地の造成工事が行われている。
こうしたことからも時代が急変する中で、小山氏は2期目を務めるべきではなかった。

ウェルサンピアの当時の記事
http://n-seikei.jp/2009/10/rfo.html

【原崎智仁新市長のプロフィール】
昭和45年7月4日生まれ(46歳)
・福間町立福間小学校入学
・福間町立福間南小学校卒業
・福岡教育大学附属福岡中学校卒業
・福岡県立福岡高等学校卒業
・早稲田大学政治経済学部政治学科卒業
・毎日新聞社東京本社編集局、国会記者会館で編集補として平成7年より約7年勤務
・私立駒場学園高等学校で世界史・地理講師(平成13年~平成14年)
・社会福祉法人玄洋会 知的障がい者入所更生施設「昭和学園(福津市津屋崎奴山)」で障がい者の支援員として勤務(平成15年~平成22年)
・福津市議会議員(平成23年~平成29年1月)市民福祉委員会委員長(平成27年2月~平成29年1月)
・議会広報調査特別委員会委員長(平成25年2月~平成27年2月)
・実家は福津市花見が丘3丁目。結婚後、平成20年より福津市若木台3丁目在住。
(4人家族:本人・妻・長女6歳・長男2歳)

<福津市小山行政が策定した「福津市行財政集中改革プラン」>
改革の美名の下に民営化か廃止の施設
・エンゼルスポット
・大和保育所
・市営納骨堂
・福祉会館(潮湯の里(温泉施設)「夕陽館」)
・神興幼稚園
・文化会館(カメリアホール)
・中央公民館
・ボランティアハウス・ふくま
・野外活動広場(わかたけ広場)キャンプ施設
・行政・観光情報ステーション(ふっくる)
・大規模公園
・市営住宅

以上、
原崎氏には、高島のように手のひらを返したような行政だけは司ってもらいたくない。宗像もぱっとしなくなった。古賀市も摂理の人物を市長にする土地柄で福津と新宮に埋没、新宮はIKEAが来たことから発展しているが福岡市向き。原崎氏は宗像+福津+古賀の宗像一帯を牽引するアカデミックな市長になってもらいたいものだ。早稲田政経そのものが代議士を目指す者たちのメッカであるが、風光明媚な福津市も捨てたものではない。
与謝野みたいに煽てられ立候補しても大差で負けたら先もなくなる。それに比べ、原崎氏の当選は市民とともに汗をかいた証といえる。期待したい。

スポンサード リンク
[ 2017年2月 6日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ