アイコン 辛い結果になりそうな辛淑玉氏

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沖縄でも南城市の古謝景春市長が、辛淑玉について「なぜ外国人が沖縄の政治活動の先頭に立っているの?」とFBで素朴な疑問を投稿しています。
これを沖縄県の反日極左新聞社が「問題発言」と、大事にしたかったんでしょう、わざわざ記事にして報道している。(笑)
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-439782.html

琉球新報が日本人が発行する日本人の新聞なら、古謝景春市長のFB投稿を問題にするんではなく、シンスコ(辛淑玉)という外国人の政治活動を問題にするべきだろう。
これだけを見ても、琉球新報が沖縄県民のための新聞でないことを証明している。

きょうは、(農と島のありんくりん)と久しぶりに狼魔人日記を紹介します。

(狼魔人日記)
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925

農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/

移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

ドラえもんの風船

今回の「ニュース女子」問題で、辛淑玉氏は攻撃方法を誤りましたね。

まず、本来なら沖縄レポートをした井上和彦氏を言論で批判するか、それでもおさまらなかったら公開質問状のひとつも『週刊金曜日』にでも掲載してもらえば済むことだったのです。

これを辛氏の運動家の習性の哀しさ。どんどんとエスカレーションしていかないとやった気がしないのです。

つまり本来、「あたしのことを黒幕だなんていいやがって」ていどの私憤を公憤に変えて、「運動的拡大」をしないとダメだと勝手に思っているわけです。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、「運動家」という人種は、<私憤>⇒<公憤に転化>⇒<運動的拡大に発展させる>というプロセスを自動的に考えてしまう生き物なのです。

たとえば、散歩していて電信柱にぶつかれば、こんな場所に電信柱を立てる東電が悪い、その東電と癒着して原発を拡大した自民党が許せない、再稼動推進の安倍ヒトラーを叩き斬れ、国会にデモかけるぞ、みたいになっちゃうんです。(←比喩的表現です。念のため)

ちなみに「安倍、叩き斬る」と叫んだ山口二郎氏や、中指を立てた反ヘイト活動で有名になってしまった香山リカ氏が、こんな長谷川謝罪要求市民運動を始めるそうです(苦笑)。

言われたくないね。

ドラえもんの風船


さて一般人なら自分のことを悪く書かれれば、ふざけるなと怒鳴るていどですが、これを「被抑圧者・被差別民族の普遍的、かつ神聖な怒り」にまで自己肥大させてしまうのです。

だいたい「ニュース女子」みたいな報道バラエティでちょっと批判されただけで、「これは沖縄ヘイトだ。差別だ。

沖縄を憎悪しているのだァ」だなんてダンビラ振り回しますか、普通。ありえないですね。

血の気が多い人でも、抗議の電話を局にかける程度じゃありませんか。
弁護士雇って記者会見して、デモ組織して抗議したい相手の会社にまで押しかけてシュ
プレッヒコールなんかします?

市井に生きる常民は、ことを荒立てないというのが常識ですが、運動家はことを荒立てないと商売にならないのです。

こういう人のことを昔の人はひとことで、大人げない人と言いました。

辛氏は、反ヘイト運動の成功体験に自己拘束されているのです。

人間って勝ったパターンを無意識に自己模倣してしまうものですが、今回の辛氏は典型的なそれです。

反ヘイトスピーチ法を成立させ、とにもかくにも国を動かしたという気分になっていたんでしょう。

まぁ、実際は、政府としても国際社会で在特会みたいなものを野放しにしていると批判が集まってきましたから、鎮静化させて先進国スタンダードにしたいという思惑と、辛氏の利害が一致しただけなのですがね。

とまれ、辛氏はこれで自分に歯向かう輩は、ことごとく「ヘイトだ」と一喝すればたちどころに勝てると思い込んだようです。

さもなくば、あんなに簡単に中間的プロセスを吹っ飛ばしていきなりBPO(番組放送倫理・向上機構)に提訴し、大々的に記者会見をぶったりしませんって。
ドラえもんの風船

これは先ほど述べた心理プロセスでいえば、<私憤>を<公憤に転化>したわけです。

<公憤>なんですから、辛氏が信奉する普遍的価値を全開します。

ほとんどの人はブラックマジックの呪詛にしか聞こえないでしょうが、あれが彼女の「普遍的真理」なのですから、しかたが仕方がありません。ここで争っても無駄です。

そして沖縄地元紙を引っ張り込み、BPOを突き上げ(リカ同志がいたらよかったね)、東京新聞の論説主幹を土下座させたわけです。ここまでは快進撃でした。

ここで彼女は大きな戦術ミスを犯しました。噛みつく主要打撃対象を間違えたのです。
彼女はこれを「闘争」だと思っていますから、相手に社会的影響力の強い人物のほうが訴求力があっていいと思ったのでしょうね。

本来、レポーターをやった井上和彦氏に矛先を向けるべきでした。
ドラえもんの風船

井上和彦氏

彼が現地報道をしていたのだから、本来的に井上氏にその言論責任があります。

番組で首を振ってだけの長谷川幸洋氏を引っ張りだすのは、筋違いもいいところです。

※長谷川幸弘ではなく、正しくは幸洋でした。

これも悲しい運動家の性です。食いつくなら大者がいい、そのほうが運動にパンチが出るとでも考えたんでしょう。
ドラえもんの風船

苦虫をかみつぶす長谷川幸弘氏

井上ごとき「小物」(失礼)ではなく、そうだ司会をやっていたのはあの右翼ジャーナリスト(失礼)として高名な長谷川幸洋めがやっていたではないか、こいつだぁ、と辛氏は閃いたのだと思います。

せめて番組全体の批判ていどか、人格的に絞っても井上氏あたりに済ませればよかったのです。

それをあろうことか、開戦劈頭の勝利に酔った辛氏は、長谷川氏が在籍する東京新聞に向かって、「こいつを首にしろ」とまでやってしまいました。

その辛氏の言動をシンパシーを込めて伝える沖タイ(2月3日))です。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/82573

「東京MXの番組「ニュース女子」で司会を務める東京新聞・中日新聞論説副主幹の長谷川幸洋氏の罪は深く重い。一番の問題は、副主幹という肩書を持つジャーナリストがデマを出したということだ。これは、企業の管理監督責任だけで収まらない。ジャーナリズム全体の信用を失墜させたという意味では、懲戒解雇しか考えられない。」

さぁこれでもう別次元の問題になってしまいましたよ、辛さん。気がついていましたか。

つまり「沖縄ヘイト」問題ではなく、<言論の自由>という異なった次元の問題に戦線拡大してしまったのです。

辛氏はあくまでも司会をしていたにすぎない長谷川氏に対して、社をクビにしようとしたわけです。

言い換えれば、辛氏が長谷川氏の言論人生命だけではなく、氏の社会的生命まで潰すことを目論んでいたと言われても弁解のしようがありません。

れにしても辛さん、長谷川氏がこんな程度でへコむようなヤワなキャラだと思っていましたか。

甘く見すぎです。

長谷川さんの立場は、朝日で青山繁晴氏が論説副主幹やっているようなもんです。ひ弱では務まりません。

今回も社内の望月某がツイッターでわーわー言っていましたっけね。あのような孤塁を守る男が、こんな理不尽な要求に腰砕けになるわけはありません。

東京新聞が2月2日に出した、土下座声明はこのようなものでした。

「内容が本紙のこれまでの報道姿勢および社説の主張と異なることはまず明言しておかなくてはなりません。加えて、事実に基づかない論評が含まれており到底同意できるものでもありません。(略)とりわけ論説副主幹が出演していたことについては重く受け止め、対処します」
ドラえもんの風船

屁垂れ東京新聞

まったく報道機関としてわけのわからない記事です。

何が問題で、誰が謝っているのでしょうか?

言論機関が謝罪するなら明確に、「○○が誤報でしたので訂正いたします。故に申し訳わけありません」でなければなりません。

ところがその記述が一切なく、「うちの社の長谷川氏がとんだ不始末仕出かしやがりまして、何らかの対処させていただきます」にすぎません。少なくともジャーナリストの書く文章ではありません。

「長谷川、お前、いいからともかく頭を下げておけ」というエライさんの声が行間から伝わって来るようです。

だいたい「対処」とは、通常の会社社会では懲戒を意味するのは常識です。
私は、そんな社員の首を差し出すことをすぐに言えてしまう会社だけには、勤めたくはありませんな。

これで長谷川氏の反骨精神に火が着かなかったら、そのほうが不思議です。

自ら「私が籍を置く東京新聞は、いまや日本でもっとも過激な左派の新聞である」という職場で、堂々と保守の筋を貫いている人物なのです。

彼は既にラジオで社中枢からの「内示」を受けたと言っていましたから、おそらく論説副主幹解任でも打診されたのでしょう。

あるいは定年を越えていますから、退社勧告くらいあったのかもしれません。

それもおそらくは依願退職という穏便な形を取ってくれんか、退職金割り増しするから、くらいなところでしょう。

辛氏がいうような「懲戒解雇に相当する」はずがないことくらい、社の中枢はわかっているはずですから。

そして長谷川氏はキッパリこれを拒否して、しかもラジオでこの圧力がかかった事実を暴露してしまい、「言論の自由の問題だ。オレを切るなら北朝鮮と一緒だ」とタンカを切ってしまいました。
http://www.sankei.com/entertainments/news/170206/ent1702060011-n1.html

さぁ、困ったのは東京新聞です。

ここで長谷川氏を解任したりすれば、社内の言論の自由も認めない報道機関として赤恥をかきます。

そもそも東京新聞が、極左の報道姿勢を取れたのも、社内では様々な議論を経ているが、その討議を経た結果が社論なのだという建前がとれたからです。

うちには長谷川みたいな奴を、論説副主幹にしているくらい度量が深い民主主義的会社なんです、ってわけです。
これを司会者として首を振っただけの長谷川氏を解任してしまえば、東京新聞の本質丸見えとなってしまいます。

長谷川氏は賢明にも、1週間沈黙して辛氏に言いたいだけ言わせた後に、「ニュース女子」の番組内容そのものには一切口をつぐみながら(だってあれは井上さんの言説ですから)、この辛氏の攻撃を「言論の自由」方向に持っていきました。

見事な危機管理対応です。

他のマスコミとしても、番組で首をふった程度で、司会者がそのつど社会的生命を抹殺されることの意味を多少なりとも考えたことでしょう。

もしこんな辛氏の言論圧力が正当化されるならば、例えば上念司氏が出演するラジオ番組『おはよう寺ちゃん』の寺島尚正アナも危ないでしょうし、左翼に憎まれそうな人ばかりを集めたニッポン放送の『ザ・ボイス』の飯田浩司アナなんか、もっと危ない事になります。

外部からコメンテーターの言辞が批判されて、うっかり「そうですね」なんて言おうもんなら懲戒解雇になってしまうからです。

そうなれば、日本のメディアは揃って保守系論客を出演させなくなることでしょう。
ま、これが辛氏の目的のひとつなんですがね。

そろそろメディアも、この辛氏の闘争目標を分かってきたらよさそうなものです。

辛氏は言論には言論で立ち向かう、という民主主義のルールを逸脱しました。

長谷川氏や番組に文句があるならひとりの言論人として戦えばいいだけの話でした。

それを辛氏は事を荒立てて社会運動化したいばっかりに、BPOという権威に訴えたり、長谷川氏を雇用している東京新聞の権力を使おうとするからいけないのです。

辛さん、事を荒立てて大騒ぎすれば運動になるわけじゃありませんよ。

この「ニュース女子」騒動、辛氏にとって辛い結末になりそうです。

■追記 今日のネットでパルシステム東京が、「のりこえねっと」(辛淑玉氏代表)に活動助成していたことが拡散されていますが、その是非は別にして、パルシステムを共産党系、あるいは朝鮮系と解説してあるのは間違いです。
パルシステムは旧社会党系であって、だから旧社会党系の「のりこえねっと」などと親和性が高いのです。
共産党系は別の日生協系統です。まぁどうでもいいか。

■改題してしまいました。ごめん。

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[ 2017年2月10日 ]

 

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