アイコン 原油価格は55ドル(WTI)が大きな節目 非加盟国の減産計画通りではない

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原油価格は、OPECの減産前のような幅の広い価格帯での変動がなくなり、50ドル~55ドルの間で落ち着いている。OPECや非加盟の原油輸出国は協調減産することで合意したものの、米国では、価格暴落からこの間稼動を停止させていたシェールオイル軍団が、掘削リグを再稼動させており、価格はそれ以上上がりそうもない雲行きとなっている。(米国では、400本を割り込んでいた掘削リグの稼動数は、現在600本を超えてきている)

22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は下落した。
21日は54ドル台に上昇していたWTI先物価格は、22日には53.59ドルで終了している。

WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)できょうから期近となった4月物は前日比0.74ドル安の1バレル53.59ドルで取引を終えた。
週間の在庫統計の発表を控え、原油在庫の増加基調が続くとの観測が相場の重荷になった。
22日夕に米石油協会(API)が、23日には米エネルギー情報局(EIA)が、それぞれ週間の在庫統計を公表する。

足元はともに原油在庫が市場の予想を大きく上回るペースで増えており、今週の発表分でも引き続き在庫の積み上がりが確認されるとの警戒が先物の売りを誘っている。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国による減産進展を好感し、原油相場は前日に約1ヶ月半ぶりの高値を付けていた。
在庫統計の発表を前に水準面でも利益確定を目的とした売りが出やすかった。

カタールのアルサダ・エネルギー相が22日、ロシア、メキシコなどOPEC非加盟国が昨年末の合意に沿った減産を達成していないなどと述べたと伝わった。
OPEC加盟国の順調な減産進展とは対照的に、先行きの減産実行への不透明感が意識された。

ガソリンは4営業日ぶりに反発。ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反落した。

<ほかの相場>
ニューヨーク金先物相場は3日続落した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である4月物は、前日比5.6ドル安の1トロイオンス1233.3ドルで終えた。米東部時間14時(日本時間24日4時)に1月31日~2月1日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されるのを前に、金相場には追加利上げの可能性を意識した売りが出た。先行したアジア・欧州市場の取引時間帯に節目の1240ドルを上回り、目先の利益確定を目的とした売りが出やすかった。

<不動産>
 全米不動産協会(NAR)が朝方に発表した1月の中古住宅販売件数は、前月比3.3%増加した。市場予想を上回り、2007年2月以来の高水準となった。住宅市況の改善が続いているとして、金相場には重荷となった。
 午後の時間外取引では急速に下げ渋った。
FOMC議事要旨の公表後、外国為替市場でドルが主要通貨に対して下落。ドル建てで取引する金には割安感からの買い戻しが入った。

議事要旨では、多くの委員が雇用と物価が予測通り改善すれば「かなり早期に追加利上げするのが適切」と考えていたことが明らかになった。
一方で、複数の委員の間でドル高進行による経済活動への悪影響を懸念する声もあがり、外為市場で円やユーロに対するドル売りにつながった。
銀は3日続落。プラチナは下落した。

再度、原油価格が暴落すれば、ロシアは救いを求めて北方領土を銭と引き換えに手放さそうが、日本のノラクロ政権は交渉の時期を失しており、今は、ロシアは完全に居直っており、銭では動かない。ワンワン外交では、まず土佐犬を贈呈することが必要だろう。
 

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[ 2017年2月23日 ]

 

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