アイコン 愛知製鋼 MIセンサー技術漏洩事件 開発した元専務漏洩 マグネデザイン㈱代表

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愛知県警は23日、勤務先だったトヨタグループの特殊鋼メーカー「愛知製鋼」のセンサー開発技術情報を大阪府内の電子回路応用装置会社に漏らしたとして、いずれも60代で愛知県在住の同社元役員と元社員の男を不正競争防止法違反(営業秘密開示)の疑いで逮捕した。
 捜査関係者によると、2人は、同社で働いていた2013年ごろ、同社の営業上の秘密にあたる高性能磁気センサー(MIセンサ)の開発技術情報を、大阪府内の電子回路応用装置会社の社員に漏らした疑いがもたれている。
 元役員は、愛知製鋼の電磁事業部門を立ち上げてMIセンサーの開発に長年携わり、14年まで在籍。同社の技監だった12年には、センサー開発で国の産学官連携功労者表彰「文部科学大臣賞」を受賞している。
元社員は、15年まで勤務していた。
2人とも技術者として営業秘密を知りうる立場にあったという。同社が昨年、県警に刑事告訴し、県警が任意で捜査をしていた

元社員の菊池永喜容疑者(63)は、調べに「(立ち上げたベンチャー企業で)MIセンサーを量産し、儲けたかった」と供述しているという。
また、同容疑で逮捕された元専務の本蔵義信容疑者(66)は、情報を他社に漏らした行為は認めつつ「不正の利益を得る目的はなかった」と、容疑の一部を否認しているという。

本蔵義信容疑者は、マグネデザイン(株)を次のとおり、立ち上げていた。
マグネデザイン(株)は、Magnetics技術の研究開発とその成果の普及を目指して、代表者の本蔵義信が、愛知製鋼(株)専務取締役を2012年6月に退任した後2012年9月に設立した会社。
13年8月から名古屋大学との共同研究を開始し、15年1月に超高感度マイクロ磁気センサーを実現するGSR原理を発見した。現在GSR原理を基礎に①ウェアラブルコンピュータ用の磁気ジャイロコンパス、生体磁気検知用pT(ピコテスラ)センサーおよび自動車用磁気センサー向けのGSRセンサを開発中である。16年4月には開発拠点となる試作センタを設立・立ち上げた。
また磁石・磁性材料の使い方や磁気回路の設計の仕方などMagnetics技術に関しての技術指導を行っております。*GSRは、GHz-Spin-Rotation効果の略。

マグネデザイン(株)
所在地:愛知県知多郡東浦町緒川東仙台33-10
代表:本蔵義信
設立:2012年9月
資本金:57,550,000円
従業員:15名
連絡先:本社(TEL 0562-84-1736)
本蔵研究所
名古屋市昭和区福江二丁目9-33
以上、
本蔵氏はすべてをダメにしてしまったようだ。こうした疑わしき案件に手を染めたということはマグネデザイン(株)の経営がうまくいっていなかった可能性もある。

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[ 2017年2月24日 ]

 

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