1月の家庭消費支出▲1.2%減と17ヶ月連続減、物価は0.1%上昇
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総務省が発表した「家計調査」によると、1月の家庭の消費支出は、1人暮らしを除く世帯で27万9249円と、物価変動を除いた実質で、前年同月比▲1.2%下回った。昨年2月が閏年で、1日多かった影響を考慮すると、実態として1年5ヶ月連続減となり、物価に大きく影響している。
2017年1月の家庭消費支出(2人以上の世帯)
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金額
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名目
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実質
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実質評価
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消費支出
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279,249
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-0.6
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-1.2
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11ヶ月連続減
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食料
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68,287
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-0.8
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-2.6
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6ヶ月連続減
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住居
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12,488
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-6.4
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-6.7
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2ヶ月ぶり減
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水道・光熱
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25,295
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-1.9
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1.6
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5ヶ月連続増
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家具・家事
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9,995
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7.3
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7.4
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3ヶ月ぶり増
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服・履物
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12,730
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3.2
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2.1
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8ヶ月ぶり増
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保健医療
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11,978
|
-7.1
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-7.6
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5ヶ月連続減
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交通・通信
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37,558
|
-3.7
|
-4.0
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3ヶ月ぶり減
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教育
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10,202
|
6.6
|
5.0
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2ヶ月ぶり増
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教養娯楽
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25,360
|
3.0
|
2.1
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3ヶ月ぶり増
|
その他
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65,356
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0.1
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-0.5
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3ヶ月ぶり減
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<物価指数>
一方、1月の全国の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた、一昨年(2015年・平成27年)を100とした指数で、99.6となり、前年同月を0.1%上回った。
生鮮以外の食料品(指数101.5)と教育費(101.9)の伸びが顕著だった。
消費者物価指数がプラスとなるのは、1年1ヶ月ぶり。
なお、エネルギー・生鮮食品含む総合指数では、100.0となり、前年同月の指数からを0.4ポイント上昇している。これは生鮮食料品が前年同月比11.6%上昇と天候不順から大幅値上がりしたためである。一方、水道光熱費は、電気代が▲5.6%値下りしている。
政府は、消費支出の落ち込みに対して真剣に取り組まなければ、企業は海外へ出て行くばかりになる。
[ 2017年3月 3日 ]
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