アイコン パナソニック 日本MS会長の樋口氏を代表取締役専務  松下OB・略歴

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パナソニックは28日、日本マイクロソフト(MS)の樋口泰行会長(59)を、4月1日付で専務役員に招くと発表した。

樋口氏は、大学卒業後に松下電器産業(現パナソニック)に入り、その後は様々な企業で経営トップを務めてきた。

日本の産業界で、いったん退社した人材が経営幹部として復帰することは異例。

パナソニックは、経営者としての実績だけでなく、ITビジネスの経験も豊富な樋口氏の経営手腕を買った。

<樋口氏略歴>

1980年、樋口氏は松下電器に入社

米ハーバード大経営大学院に社費で留学。

MBA(経営学修士)を取得。

その後、ボストンコンサルティンググループ入社

アップルコンピュータ(現アップル)の日本法人に入社

45歳の若さで日本ヒューレット・パッカードの社長就任。

2005年、経営再建中のダイエーから強い要請を受け社長就任。不採算店舗の閉鎖や食品部門の改革など立て直しに尽力。

2007年、MSの日本法人に経営トップとしてスカウトされ、なじみのあるIT業界に戻った。

当時のMSは、基本ソフト(OS)の「ウィンドウズ・ビスタ」が低迷し、経営のテコ入れに迫られていた。樋口氏は国内IT企業との関係を強め、企業向けのビジネスの拡大などに取り組み、現在MS日本法人の会長。

 

<代表権持つ4人に>

樋口氏は、6月29日付(株主総会)で代表権を持つ取締役にも就く。

パナソニックは、今回の人事機構改革で、経営のスピードを上げるため、代表権を持つ役員の数を現在の11人から、津賀一宏社長を含めて4人に絞る予定。

樋口氏は4人のうちの1人となるが、それだけの期待を背負ってパナソニック入りする。

4月には、企業向けビジネスを中心に手がける社内カンパニー「コネクティッドソリューションズ社」の初代社長に就任する。

パナソニックでは、「BtoB(企業間取引)やITなどの分野でパナソニックにない知見を生かしてもらい、事業をけん引してほしい」と期待している。

 パナソニックが、樋口氏に指揮を任せるコネクティッドソリューションズ社は、流通・物流分野のシステムや航空機向けシステムなどが主力。

ITを使った企業向けシステム事業を拡大する先兵として期待されている。

 白物家電やAV機器が強みだったパナソニックにとっては、新規事業の柱の一つ。津賀社長の思惑通り、成長できるかは樋口氏の経営手腕にかかっている。

以上、報道参照

 

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[ 2017年3月 1日 ]

 

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