アイコン ソーラー発電セルのPVG Solutions(株)(神奈川・愛媛)/破産開始決定

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太陽光発電セル製造のPVG Solutions(株)(神奈川県横浜市港北区新横浜3-6-12、登記本店:愛媛県西条市港455-1、代表:石川直揮)は2月15日、横浜地裁より破産開始決定を受けた。破産管財人には、立川正雄弁護士(電話045-664-9115)が選任されている。
 負債額は約22億円。

同社は平成19年3月設立された太陽光発電セル製造会社。

東日本大震災におけるフクシマ原発大爆発により、時の政権は全原発停止、太陽光発電の普及をはかり、高額で太陽光発電力を購入することを決定したため、空前の太陽光発電ブームとなった。
しかし、日本製の太陽光発電機器は売れず、欧州経済危機に行き場を失った韓国・台湾・中国製の超安価なソーラー発電システムが大量に入り、日本メーカーはその恩恵をほとんど受けられなかった。
送電線容量問題もあり、電力会社による買取契約一時停止やそうした現実に買取価格の大幅値下げもあり、太陽光発電大ブームは一気に消えうせた。

同社もそうした影響を受けた一社であり、最近でも20億円前後の売上高を計上していたが、採算性は海外勢との競争から低迷し続け、経営不振が続き、財務省からの不動産差し押さえなど露見し、信用も低下し、今回の事態に至った。
 

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[ 2017年3月 2日 ]

 

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