アイコン ゴールポストを動かしている野党とメディア

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どうも鴻池先生は投了のようです。

とりあえず、きょうは時系列として(農と島のありんくりん)「ゴールポストを動かしている野党とメディア」を紹介しますが、明日はどんでん返しです。

鴻池氏の行動原理は実にシンプルで、ワイルドです。(笑)

農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/

移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

ゴールポストを動かしている野党とメディア

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すいません、文春スカ砲についてはやる気が失せてしまいました。こんなつまらない記事のダイジェストなどやりたくないですな。

まさに毒にも薬にもならんシロモノです。

安倍首相の事務所に入ってきて、首相と不特定多数の会食の場に紛れ混んでいたていどの人物が「実名」で何を証言しようと、どうでもイイじゃないですか。

これが首相と財務局の疑惑接点だなんて、ああ脱力。

関与を「匂わせる」というイエロージャーナリズムの典型です。

さて「ゴールポストを動かす」という言葉は、交渉中の二国間関係で、勝手にルールを変更してしまうことです。今の韓国の合意違反などがそのいい例です。

ゴールポストが右往左往したあげく、なんとゴールマウス自体が拡がってしまうという珍事が、森友学園騒動です。

いまや山本太郎氏にいわせれば「アッキード事件」だそうです(笑)。

ロッキード事件にかぶせたネットスラングらしいですが、太郎クン、きみの「仲間」の小沢さんにロッキード事件がなんであったのか聞いてから、国会でしゃべるんだね。

この人を見ていると、無知が栄えた試しはないって言葉を思い出します。

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首相にはとうてい辿り着けないので、ゴールマウスは昭恵夫人の倫理問題や、森友学園の私学審問題まで拡張しています。

わけがわからなくなった時は、絡まった糸玉の端を探すことです。時間を巻き戻します。

ことの発端は何だったのでしょうか?昭恵さんの「倫理問題」だったのでしょか。そんなわけはありません。

ことの発端は、豊中市議の木村真氏が、「安倍晋三記念小学校」の国有地取得に政治家が関わっているという告発から始まりました。

木村氏はこの「軍国主義学園」を嫌悪していましたから、地元でさんざんビラをまいたようです。

木村市議は下の写真のように、「戦争法案」反対、反原発を掲げた新社会党に属しています。

新社会党は、旧社会党の最左派で、国政の議席はありませんが、北朝鮮労働党を友党としていた人たちによって占められています。

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木村真・豊中市議

この木村市議の告発を受けて、朝日大阪社会部や毎日が動き、それに共産党・民進党が相乗りして、いまや百鬼夜行・百花繚乱状態なのはご承知のとおりです。

その中から週刊金曜日の、『愛国学校法人・森友学園を取り巻く「日本会議」人脈とは?』という記事を取り上げてみます。

このタイトルを見ただけで、どちらの方向に誘導しようとしているのかよく分かります。

「財務省近畿財務局が、大阪府豊中市野田町の国有地を“いわくつき”の学校法人に安価で払い下げていたことが発覚し、問題となっている。

発端は、豊中の木村真市議が2月8日、「適正な価格で売却した」として売却額を非公開にしていた財務局を相手取り、売買契約書の開示を求めて大阪地裁に提訴したことだ。木村市議に話を聞くと、国有地払い下げをめぐっては不可解な点がいくつもあった。」(週刊金曜日2月22日)

全文はこちらからhttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170227-00010000-kinyobi-soci

まずここで週刊金曜日が言っていることは、国有地払い下げ疑惑は、鑑定額9億5600万からなぜ8億円も安くなったのか、ということです。

それは最初の約10億円という鑑定額が妥当かどうかの問題です。

メディアはこの部分を説明しないで、いきなり「10億が10分の1になった」という表現を再三使っています。

あくまでも10億は建設中にゴミが出てくる前のものであって、妥当性に問題があるのですから、8億とされるゴミ処理費が適正であったのかどうかです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170221-00000117-mai-soci

現時点ではなんとも言えません。会計検査院の監査結果を待つしかないでしょう。

現状では下の写真のように、すさまじいゴミが敷地の下に埋まっていて、一説によれば10億の売値を超える撤去費用がかかるという情報もあります。

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私から見れば、そもそもあんな鉛と生活ゴミの廃棄物処分地のような場所を、小学校建設用地で買うほうが非常識なのです。

大阪音大も買う意思があったと報じられていますが、それは大量のゴミが埋まっていることを知る以前のことです。

あんな物件は、安くなって当然の資材置き場などとして買いたたかれておしまいの土地でした。

財務局がこの土地が廃棄物処理場だったいきさつを説明しなかったり、交渉経過の資料を廃棄してしまったのは論外です。

ただし、これは官僚機構の問題であって、だからといって疑惑があったことの証明にはなりません。

さてこの段階までは、この国有地払い下げは毎年大量に行われている、一地方の一私学に対する小学校用地払い下げといったローカルな話題にすぎませんでした。

この小さな火種を大火に育てるには、どうしても政治家が、それも大物政治家が「金をもらって便宜斡旋をした」という決定打がなければなりません。

森友が言うように、校舎建設後にゴミの埋め戻しが発覚したのなら、その撤去費用は国が負担すべきです。

その処分費用が実際は8億円より安いなら、この差額に「政治家の力」が働いたことになります。

では「政治家の力」が働いていたのかどうかですが、ありえるとは思います。

金を配って目的を達成しようとする籠池氏の体質から見て、鴻池氏以外にも工作していた可能性は大いにあるでしょう。

ただしそれは国政レベルではなく、地元の市会議員レベルだと思われます。
もちろん、メディアと野党が狙ったのは、市会議員レベルではありませんでした。

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籠池理事長が、この小学校に「安倍晋三記念小学校」と名付けたことや、昭恵夫人が「名誉校長」だったことを奇貨として、彼らは安倍氏が関与したという「印象」をもったようです。

※昭恵さんを誤記した部分がありました。申し訳けありません。コメントに感謝します。

また籠池氏が日本会議のメンバーであることから、日本会議つながりで安倍氏が関わっているにちがいないという、これもまたあくまでも「印象」を持ったようです。

「まず、憲法の改正を目指す「日本会議」役員である籠池泰典氏が理事長を務める「森友学園」が売却先ということだ。

森友学園は、園児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせることで有名な塚本幼稚園幼児教育学園(大阪市)を経営する。売却された国有地では現在、「日本で初めてで唯一の神道の小学校」との謳い文句で「瑞穂の國記念小學院」の建設が進められている。」(同)

なんのことはない、森友学園⇒籠池理事長⇒右翼・日本会議⇒安倍⇒便宜供与というただの連想ゲームにすぎません。

結論から言えば、安倍氏が政治力を行使して便宜供与した証拠となるものは、現時点ではまったく出てきていません。

安倍氏は、「安倍晋三記念小学校」という名前すら現職の内は使わないでくれと拒否したと述べています。

安倍氏の国会答弁です。

安倍晋三小学校というのは断っても何回も依頼が来た。

断ってるのに寄付金集めに名前を使われたのは遺憾と抗議した。

数日しか使ってないと釈明されたが断ってるのに使うのは遺憾で残念と伝えた」

ここで安倍氏は、「拒否しても名前を使われた」と述べていますが、これは鴻池氏の証言と符号します。

鴻池氏も金銭を渡されそうになって拒否した後も、パンフレットに名前を使われたと述べています。

続いて昭恵夫人が名誉校長にされた件についての答弁です。

「妻は名誉校長になってと言われた時に断ったが、公演時に名誉校長と紹介されて拍手された。父兄もいるので抗議出来なかった。

その後、引き受けないと話しても『父兄の前で言ったので受けてもらわないと困る!』と言われ引き受けた」

この安倍氏答弁を信じるかどうかは自由ですが、これも安倍氏本人や鴻池氏の前例から見れば、大いにありそうなことです。

首相答弁を気にいらなかったら、昭恵夫人と森友との関係をさらに洗えばいいだけのことで、むしろ問題はだからなんなんだという点です。

百歩譲って、夫人が森友と友好関係があろうとなかろうと、どう安倍首相と関係あるのでしょうか。

なるほど昭恵さんには今回のことで、大いに反省してもらわねばなりません。

彼女の明るい天然キャラは愛すべきものがありますが、高江の反対派テント訪問や反原発運動の島訪問など、首相夫人としての逸脱が目立ちます。

自重してください。

あなたは国政のプレイヤーではなく、首相の最大の支援者なのですよ。

支援者が勝手に首相と違う行動をしてどうなりますか。

それはさておき、私は森友学園騒動は終幕に差しかかっていると見ています。

首相自身ならまだしも、夫人に飛び火させて人格攻撃をするようになったらもう出枯らしです。

要するに、もう野党にはネタがないのでゴールポストを動かすか、ゴールマウスを拡げるしか手がなくなったのです。

出せば出すだけ全部ブーメラン。

やっと追及のとば口だと喜んだ鴻池氏も不発。

待ってました文春砲もスカ。できるのはせいぜい照恵さんバッシングだけ。

このていたらくでは首相本丸ははるか先です。

彼らに言えるのはひとこと。真面目に予算審議をしなさい。国会議員らしくもっと勉強して本質的なことで議論することです。

こんなことを続けていると、政党政治そのものが国民の嫌悪の対象になります。

糸玉の初め端にはなにもついていませんでした。頭を冷やすことです。

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[ 2017年3月 6日 ]

 

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