アイコン 中国 2月の消費者物価指数大幅下落 生産者指数大幅上昇

スポンサード リンク
 

中国の国家統計局によると、2月の中国の消費者物価指数は、前年同月比で0.8%のプラスとなり、前月から▲1.7ポイント下がって2年1ヶ月ぶりの低い水準となった。市場予想からも大きく下回った。中国の個人消費の弱さを反映しているという見方が出ている。

これは、自動車やスマートフォンの値下がりが続いていることや、旧正月の連休が、今年は一部、1月にかかり、通常2月に膨らむ帰省のための鉄道利用や食品の需要が鈍ったことなどによるものと見られている。
スマホは、プレミアム市場のiPhoneやGalaxyが売れず、顧客ニーズに特化した安価な国内新興メーカーが台頭している。調査会社IDCが2017年1月6日発表したリポートによると、2016年の中国スマホ市場では、国内勢のオッポ(OPPO)が首位、華為技術(ファーウェイ)が2位、3位がビボ(vivo)と、中国勢がトップ3を独占している。OPPOは「5分の急速充電で通話2時間」が特徴、vivoは音質と撮影にこだわっているのが特徴。ネット煽り商法の小米科技を吹き飛ばしている。

一方、企業が工場などから製品を出荷する際の値動きを示す生産者物価指数は、2月は前年同月比で7.8%のプラスとなり、前月から0.9ポイント上昇して、リーマンショックが起きた2008年9月以来、8年5ヶ月ぶりの高い水準となっている。
これは、インフラ建設の需要が増え原材料が値上がりした鉄鋼製品の高騰などによるもの。しかし、自動車をはじめとする耐久消費財は値下がりが続いている。

中国経済の専門家は、構造改革で企業がリストラを進める中、雇用や所得の先行きに不透明さが増しているうえ、家賃や医療費など必要経費が値上がりし、消費者が買い物に慎重になってきていると見ている。
以上、
バブルの住宅新築価格指数は、規制強化により大都市圏から沈静化の動きにあるが、公共投資の執行拡大と平行し、まだまだ不動産バブルが続いているようだ。
国内勢のスマホの販売急増から、関連する半導体などの価格が急伸している。

<消費物価指数>同比は前年同月比、坏比は前月比
0309_15.jpg

 

[ 2017年3月 9日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ