アイコン 大竹市長に市有地安値売却で1.5億円の賠償命令/広島高裁

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大竹市は、高いお金をかけて正規に不動産鑑定までして、2011年11月に、その額より半額以下で売却を何故したのだろうか。何か、大きな風呂敷包みでも動いたのだろうか。どっかみたいに産廃があったわけでもないのに・・・。

広島高裁は、大竹市が市有地の大願寺造成地(現行・小方ケ丘)を、不動産鑑定士が鑑定した評価額の半額以下で売却したのは違法だとして。住民が3億6300万円の損害賠償を求めた裁判の判決で、「適正な対価に満たない金額で譲渡することは許されず、売り渡しは、違法と認められる」として、1審判決を変更し、大竹市に対し、約1億5000万円の支払いを市長に求めるよう命じる判決を言い渡した。

この裁判は、大竹市の市有地の大願寺造成地、約6万2000平方メートルについて、不動産鑑定士による評価額の7億13百万円の半額以下である3億5000万円で周南市の業者に売却したのは違法だとして住民など10人が市に対し、評価額と土地の売却価格との差額、3億6300万円の支払いを市長などに求めていたもの。

広島地方裁判所の1審判決では訴えを退け、原告側が判決を不服として控訴していた。9日の判決で、広島高裁の森一岳裁判長は、「不動産の鑑定評価を経ている場合、その結果は適正な対価を検討する上で最も有力な資料だ」とした上で「評価額の70%を下回ると適正な対価とは言えず、市の職員が算出した予定価格は十分な根拠があるとは認められない」と指摘した。
その上で、「適正な対価に満たない金額で譲渡することは許されず、売り渡しは違法と認められる」として市に対して評価額の70パーセントとの差額、約1億5000万円の支払いを市長に求めるよう命じる判決を言い渡した。
以上、
周南市の業者への販売価格は、平方メートルあたり5645円、坪当たり18661円。
トータテが現在販売している大願寺の造成地の販売価格は、最低価格で、㎡当たり45,316円、坪当たり14,981円。
小方小学校も大願寺に移転させ、住環境もよくなっている。

国は地方自治体の首長が、不正と看做される処理を行っても議会が承認すれば、不正と看做されない現行法の改正に動いている。法改正の意向として、国は首長に対して緊張感を持って対応すべきだとしている。そうした動きの国であるが、炭鉱財閥の倅=お坊ちゃまの麻生大臣のお膝元の財務局が、大阪豊中でタダ同然で国有地を売却し、奈良のおバンであっても新聞社に対する脅しのようにはいかない週刊誌の取材合戦でテンヤワンヤになっている。

入山欣郎大竹市長
広島県大竹市長。三菱商事勤務、企業経営を経て、2006年に大竹市長に初当選し、現在3期
目。市長を選挙支援する長老たちや土木会社などの建設会社より強い要請が市長に対してあっ
た可能性もある。そうした人たちが大風呂敷のやり取りをした可能性があるのかも・・・。
ただ、入山欣郎市長は現実に、高裁から1.5億円を市に支払えという判決が下されており、顔が真っ青になっていると思われる。市長が、最高裁に上告しても、国の意向は法改正にあり、棄却される恐れが高い。ならば、市長を続け、裏金をたんまり貯め込むしかないだろうが、今時、そんなことはできないだろう。市長のリスクは好き勝手にやりたい放題にはできないことだ。それを牽制できない役所の官僚たちも市長と同罪だろう。

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[ 2017年3月10日 ]

 

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