アイコン 中国中央テレビ「315晩会」今年はナイキとMUJIが取り上げられる

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中国中央テレビで毎年3月15日の「世界消費者権利デー」に放送され、消費者の権利を侵害したとする企業を名指しすることで知られる特別番組「315晩会」で、今年は米スポーツ用品大手ナイキ<NKE.N>と、良品計画<7453.T>が海外で展開する「Muji」ブランドがやり玉に挙がった。

同番組は、ナイキのバスケットボール用シューズ「ハイパーダンク」の一部について、エアクッション機能の宣伝文句で消費者に誤解を与えたと指摘した。

またMujiについては、2015年に高レベルの放射線が検知された東京都内で製造された加工食品を中国で販売したとしている。

良品計画の広報担当者は、放射能汚染の危険があるため輸出が禁止されている地域で製造された食品を中国で販売したことはないと否定した。

ナイキは声明では、エアバックが備わっているとの不正確な商品説明で300足の「ハイパーダンク」を昨年中国で販売したと発表。消費者に謝罪し補償を申し出たという。その上で、規制当局の調査に全面的に協力すると発表した。
ナイキのグレーターチャイナの売上高は海外全体の売上高の約10%を占める。

315晩会は、過去に米アップルや独フォルクスワーゲン(VW)を取り上げたこともあり、中国におけるアフターサービスについて猛烈な批判にさらされたアップルは、滅多に行わない謝罪を強いられた。日本勢でも日産やニコンが取り上げられたことがある。
以上、

今年の放送で思わぬ形で取り上げられたのが、冒頭で触れた「無印良品」だった。
番組では、まず日本食品を取り扱う中国の輸入業者らが追及された。
輸入業者らは、本来明記されている生産地をごまかすことで、中国への輸入が禁止されている地域の食料・飲食品を国内へ流通させていたという。
福島原発事故の影響で、栃木や新潟などいくつかの地域の食料生産品や農産物が、現在でも中国では輸入が禁止されている。

番組内では、カルビーのシリアル「フルグラ」、新潟魚沼産コシヒカリなど中国で流通する日本の輸入品などが紹介された。
日本語で「栃木県産」「新潟県産」と袋に明記しているが、流通の過程で禁止地域産であることを不明確にしたり、生産地を「日本」とだけ記した中国語の説明シールを貼り付けていたという。
他にも、新潟県産なのに「北海道産」と中国語で説明する商品も取り上げられた。そのなかで、「無印良品」の商品棚に置かれている食品や飲料物の中国語の説明シールを剝がすシーンが映し出された。

早速、それを見た番組視聴者が反応したのか、新浪微博(中国版ツイッター)の話題のキーワードとして「無印良品」が突如1位として浮上した。
新浪微博にある無印良品の公式アカウントにも、多くのコメントが書き込まれた。やはり「無印を信じていたのに」「日本の商品は買わない」という声もあったが、日本や「無印良品」に対する直接的な批判的なコメントは少なかった。
「中国人が中国人を騙す」(今回の場合では中国の輸入業者を指す)、「番組が酷い」といったコメントも目立った。
 「無印良品」はここ数年、中国で非常に人気が高く、中国各地で約200店舗まで拡大している。「無印良品」の運営会社である良品計画の決算資料(2017年2月期上期)によると、中国市場の営業収益は約264億円で、営業収益全体の約16%を占めている。
以上、
 良品計画は、無印商品を自社店舗外で売っているのだろうか。今回取り上げられたことだけは間違いなく、中国での仕入商品のチェック体制・表示体制が成っていないようだ。

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[ 2017年3月17日 ]

 

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