森友学園問題の自爆
籠池氏に利用されてた安倍総理や昭恵夫人も気の毒だが、反日マスコミや民進党・共産党の馬鹿げた森友学園問題に付き合わされる国民こそ、大迷惑である。
馬鹿げた森友学園問題、いよいよ、最終局面に入ったようです。
農と島のありんくりん
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森友学園問題の自爆
先週から今週にかけて、野党とメディアが熱狂していた二つの問題に出口が見えてきました。
ひとつはいうまでもなく、100万円自作自演振込用紙で自爆してしまった森友学園問題で、今ひとつは浜渦元副知事の百条委員会でのやりとりでした。
決まりですね。
後者の豊洲問題は今日の石原さんを見てからにしますが、いよいよ小池さんは追い詰める立場なのか、はたまた追い詰められる立場なのかわからなくなってきました。
これでは7月の都議選まで持つのでしょうか。
前者の森友問題のほうはワンラです。
メディアは懲りもせずに「真相は闇の中」と書いていますが、あと解明されねばならないのは、ゴミの投棄がどの程度の量であり、それがどのように土地代金の値引きと関わっていたのか、という近畿財務局がらみの問題を残すのみです。
さて私は「森友学園問題はそんなに大騒ぎすることでしょうか」と題して、3月1日にこう切り分けています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-e7c5.html
①森友への国有地払い下げに首相が便宜供与していたか否か。
②森友への国有地払い下げは適切に処理されていたか否か。
③森友の教育内容
本来は①の「首相の関与」の一点だけが重要でだったはずです。
これについて、この記事を書いてから20日間もたっていますが、新しい材料はでてきません。
というか、今後もないでしょう。
関わった有力政治家は鴻池氏ていどで、口利きをしたのは確かでしょうが、それで決定的に財務局が動いたという証拠はないようです。
②は財務省のミスの問題。競争入札にしておけば、こんなゴミ処分場の売り渡し価格で痛くない腹を探られることはなかったはずです。
いずれこれについては、会計検査院が明らかにするでしょう。財務局、叱られなさい。
③に至っては私学における「教育の自由」は、民主主義の基本原則です。
本来、よくリベラル左翼の大学教員が叫ぶ「学園の自治」「学問の自由」と同次元の話で、日教組教育は問題なくて、教育勅語が悪いではダブスタになってしまいます。
公教育においては前者後者共に問題ですが、私学である以上どちらも自由です。
で、野党とメディアは、これでは「安倍を逃がす」と焦ったようです。
私は3月3日に、「ゴールポストを動かしている野党とメディア」と題して、こんなことを書いています。
関連記事http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-3388.html
「私は森友学園騒動は終幕に差しかかっていると見ています。首相自身ならまだしも、夫人に飛び火させて人格攻撃をするようになったらもう出枯らしです。
要するに、もう野党にはネタがないのでゴールポストを動かすか、ゴールマウスを拡げるしか手がなくなったのです。(略)
できるのはせいぜい昭恵さんバッシングだけ」
焦ったのは、森友学園理事長の籠池氏も同じだったようです。
こちらの方は学園の存続がかかっているだけに、子供に教育勅語も教えている人とは思えない廉恥心を欠いたものでした。
籠池氏があせった理由は、学校設置認可が大阪府から下りそうもないことでした。
①学園が大阪府に提出した「愛知県蒲郡市の私立海陽中等教育学校と推薦入学枠の提供で合意した」とする文書が、当の海陽中等教育学校側から否定されて虚偽だと分かった。
②国側が補助金算出時に約15億円と試算した建築費を、学園側は黒字経営を装うために大阪府には7億5600万円と過少に報告していた。
もう既に暴露されていますが、森友の財政基盤は崩壊の危機に瀕していました。
実際は国の見立てどおり15億はかかる建築費を7億5600万円と申告しても、進学名門校の推薦入学枠さえあれば、入学希望者は増えて増収になり、なんとか回るという算盤だったのでしょう。
残念ながら、どちらも嘘。 この籠池氏は、元々自分には大きなバックがついているんだぞ、といういかにも小物らしい虚言癖があったようです。
昭和天皇が昭和61年511日に森友学園にご行幸されたということを園史に書いたりしていますが、もちろん 宮内庁は即座に否定しました。
あるいは今回のように、昭恵夫人を名誉校長にもちあげてみたり、勝手に学校名に「安倍晋三記念」なんじゃらにして断られるなどしでかしています。
浅ましいばかりの背伸びぶりですが、このようなタイプは自分で自分の掘った穴に躓くことになります。
松井一郎府知事は6日、「森友学園の小学校の設置認可判断が先送りになると表明し、4月開校が吹っ飛びました。
これは致命的です。というのはその直前の3日、石井国土交通相は記者会見で、「整備中の学園の小学校が大阪府から認可されなかった場合、土地を買い戻す可能性がある」と述べているからです。
これは国と学園の売買契約に、小学校にするということとする目的指定と、それが果たされなかった場合には買い戻し特約がついているからです。
そもそもこの土地は、学校を建てるということで財務局との交渉が進んでいた物件です。
学校を建てねば土地が買えず、土地がなくては学校が建たないという、ニワトリが先か卵が先かのような関係にあったわけです。
いまでもなんでこんなに安くなったんだ、ということを言う人がいますが、ひとつには廃棄物処分場だったことがひとつ、もうひとつは学校を建てると籠池氏が言っていたからです。
だから、籠池氏はなにがなんでも4月新学期に学校を建てねばならなかったわけですが、これが不可能となった以上、国が買い戻しを要請してくるのは必至で、その場合更地にして返せということになります。
因果応報ですが、ここで籠池氏は逆切れしてして、本格的狂乱モードに突入します。
とにもかくにも安倍が憎い、その女房の昭恵も憎い、皆んな憎い、オレが貰った金を返せ、あれなんかオレ、ヘンなこと言っているかな、ともかく全部道連れだぁ!というわけです。
上の写真で籠池氏は、「トカゲのしっぽ切りはやめてくれ」と言っていますが、あんたは「しっぽ」か(笑)。
要は、胴体にデカイ黒幕がいるぞというわけで、これに野党とメディアが群がりました。
今まで極右理事長バッシングに明け暮れていたのに、一夜にして彼は「勇気ある内部告発者」というわけで、ご都合主義も極まれりです。
そのきっかけを作ったのは、「ノイホイ」こと菅野完氏という、これ以上ないというゴロツキ自称「ノンフィクショ作家」でした。
以後、「愛国」理事長は、こんな札付きの男の操り人形と化していきます。
下の写真は、しばき隊のトップであった野間易通氏(右)と、一緒に仲良く中指を立てている菅野完氏の姿です。
ろくなもんじゃありませんな。
一緒に中指を立て合った「同志」の野間氏からさえ、菅野氏はこう評されています。
「菅野完(noiehoie)は、しばき隊の元NO.2だ。フォロワー数は竹内真より多かった。
しばき隊を追放した事実は、野間易通が証言している。
池田香代子宛てに「菅野完は度重なる女性トラブルと金銭トラブルで社会運動をパージされた人です」と」(『世に倦む日々』2016年年7月14日)
やれやれ、この性的暴力、金銭持ち逃げ、おまけに著書の出版差し止めという菅野氏の登場によって、森友問題はいっそう週刊誌的に加熱していくことになります。
http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=3725
メディアと野党がこれに大喜びで飛び乗ったのは、ご承知のとおりです。
米国務長官の訪日、北朝鮮ミサイル発射、南スーダンPKO、そして今週の訪欧などで、それどころではなかった政府も、これ以上の放任は不可能と見て、一気に籠池氏の証人喚問に踏み切りました。
おそらく来週の今頃には、「なんだったンだ、こりゃ。まんまと野党とマスコミに乗せられた」と国民の大多数が思うことでしょうね。
そして証人喚問で嘘がばれれば、特捜はこの詐欺男を公文書偽造で逮捕に踏み切るかもしれません。
20日前に私が書いたように、「本来、そんなに大騒ぎすることではではない」のですから。
長くなりましたので、明日に続けます。
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