アイコン 公示価格 札幌・仙台・広島・福岡の地方中核都市伸び顕著 公示価格地図

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国交省が21日発表した公示地価では、「商業地」の地価は、外国人旅行者の増加によるホテルや店舗向けの土地需要の高まりなどでプラス1.4%と、2年連続で上昇した。
住宅地は、住宅ローン減税などによって土地の需要が支えられた結果、「住宅地」の地価がプラス0.02%とわずかながらもプラスに転じ、9年ぶりに上昇した。

商業地は、都市部で値上がりが著しく、東京、大阪、名古屋の「3大都市圏」では3.3%の上昇。
札幌・仙台・広島・福岡の地方中核4市では6.9%も上昇した。

全国で最も地価が高かったのは、今年も東京・銀座4丁目の「山野楽器銀座本店」で、価格は、1平方メートルあたり5050万円と、昨年より1040万円、率にして25.9%も値上がっている。

一方、「3大都市圏」と「地方4市」を除いた地域の地価は、平均で「住宅地」が▲マイナス0.8%減、「商業地」が▲マイナス0.9%減と値下がりが続いているが、下落率は年々縮小してきている。

地方中核4市の上昇は、人口が地方の中核都市に集中する傾向に加え、訪日外国人の増加を見込んだ商業施設の開発も地価上昇につながっている。

個別に見ると、
1、福岡市では、商業地の上昇幅が8.5%(昨年5.9%)、住宅地も3.5%(同2.8%)とそれぞれ前年実績を上回った。
昨年4月に博多駅(福岡市)周辺でJR系オフィスビルや日本郵便の商業施設がオープン。2020年度に延伸開業予定の地下鉄七隈線の沿線では、利便性向上への期待が地価を押し上げた。

2、広島市は、商業地の上昇幅が4.7%(同4.1%)、住宅地は1.9%(同1.4%)にそれぞれ上昇した。三菱地所レジデンス(東京)などが広島市の大学跡地に高層マンションや病院などを一体的に整備し、「再開発が面的広がりを見せている」。

3、仙台市は、仙台駅周辺では大型商業施設の開設が相次ぎ、商業地の価格を押し上げた。
一昨年開通した地下鉄東西線の沿線の仙台市若林区の住宅地は、昨年より12%あまり値上がりし、全国一の上昇率となった。

4、札幌は、平成27年12月の市電延伸(ループ化)開業により、沿線商業地域では顧客の回遊性が向上し、地価が上昇している。
商業地では、上昇率が最も高かったのは「札幌市中央区北5条西28丁目13番」で19.8%上昇した。
一方、住宅地の平均は65,300円/㎡(昨年63,200円)で3.3%上昇している。住宅地での上昇率が最も高かったのは「札幌市中央区大通西28丁目203番10」で9.1%上昇し、次いで「札幌市中央区宮の森3条7丁目55番」が8.7%上昇だった。

あなたの近くの公示価格(国交省)
http://www.land.mlit.go.jp/

 

[ 2017年3月22日 ]
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