アイコン トイレに顔認証システム導入 トイレットペーパー盗難対策・中国

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中国では、長年はびこってきたトイレットペーパーの盗難対策が、ついにここまで来た。
首都北京の観光名所「天壇公園」の公衆トイレは、トイレットペーパー泥棒を一掃するため、公衆トイレに顔認証を取り入れた紙の配布システムを導入した。

当局は、これまで3年にわたって、指紋やレーザーのセンサーを使った盗難防止策を試してきたという。
この装置では、「ようこそ!認証可能な場所にお立ち下さい」という自動音声の出迎えを受け、トイレの利用者は1人ずつ、定められた場所に立ち、点滅する青いスクリーンに映し出される自分の顔を見つめる。すると、60センチのトイレットペーパーが配布されるというもの。もし、すでに紙を受け取った人がさらに紙をもらおうとすると、9分以内であれば「後ほどまたご利用下さい」というアナウンスが流れるという。

トイレットペーパーを盗む人々は、これまで、防犯ゲートで捕まらないようトイレットペーパーを丸ごとバッグに入れ、自宅へ持ち去っていたという。
一方、中国版ツイッターの「新浪微博」では、あるユーザーが「2日後には、顔認証の装置も盗まれるだろう」とのコメントを投稿していたという。
以上、AFP通信参照

60センチのトイレットペーパーでは、女性の小用さえも足りないかもしれない。ただ、大が別にあるとしても、大の常連客は顔認識ソフトで判別され、当局からお叱りを受けるかもしれない。

日本から中国へ進出した製造企業のある経営者は、現地のトイレでは、紙がすぐなくなり、自分が使用したくとも、紙があるのかないのかもわからず、常に紙を携帯して用を足すそうだ。この経営者は、それでも清掃員に清掃のたびにトイレットペーパーを入れさせ、現地社員にも教育しているが、なかなか言うことを聞いてくれないのだという。
所得が大幅に増加したのは、ここ10年、紙のありがたみがわかっている。しかし、中国の富裕層は大幅に増加し続ける一方、貧富の格差も広がり続けている。

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[ 2017年3月22日 ]

 

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