THAAD配備のたびに持ち上がる日韓のスキャンダルの嵐
たしかに韓国のパク大統領スキャンダルも唐突でした。
大統領就任頃は中国の習さんに べったりだったのが、THAAD配備や慰安婦の日韓合意が済んだころから、中国との関係がぎくしゃくしだしたと思ったら、今回の事件、あっという間もない見事な早業で糾弾、罷免になってしまった。
そしたらすぐの森友学園騒動である。内容のお粗末さにくらべて、日本のマスコミの常軌を逸した報道には辟易としながら、その執拗さには大陸の不気味な動きを感じる。
反日売国のマスコミは嬉々として報道し、国益を無視して国会で騒いでいる連中のほとんどが外来種というのも頷ける。
森友学園なんて週刊文集や朝日の記者に任せて、国会議員なら国会議員らしいちゃんとした国益にかなう審議をすべきである。
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農と島のありんくりん
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THAAD配備のたびに持ち上がる日韓のスキャンダルの嵐
森友学園問題で無駄に消費された国会審議は、実に50日に及びます。
通ったのは補正予算だけ。このまま推移すれば大半の法案は廃案となって蒸発します。
国会は国会に与えられた仕事をやれ、と思います。週刊誌ネタでいつまでも国会を止めているんじゃないよ。
さっさとこの頭のおかしな「愛国者」理事長を、証人喚問すればいいだけです。
というか既に、公金横領、公文書偽造の刑事事件として、捜査当局が乗り出すべき事案です。
完全にテンパっている籠池氏は言いたい放題言うことでしょうから、証拠物件を見せるように釘を刺す追及が必要です。
とうとうメディアは、籠池氏の代理人のようになった自称「ノンフィクション作家」・菅野完氏の発言を大きく取り上げ始めました。
菅野氏は元しばき隊(下写真参照)にして公金横領(※1)、唯一の著作は名誉棄損で出版差し止め(※2)という神々しいまでにいかがわしい人物です。
※1http://www.kinyobi.co.jp/news/?=3725
※2http://www.sankei.com/affairs/news/170106/afr1701060025-n1.html
やれやれマスコミ諸氏よ、こんな人物の言うことを裏もとらずに流していますが、少し頭を冷したらどうですか。
しばき隊の幹部だった菅野完氏 左端に添田容疑者が写っている。
まず、稲田防衛大臣の件ですが、彼女は現職の適格性を欠いているのは誰の眼にも明らかです。
解任させるべきなのは明らかですが、いま解任すれば野党を喜ばせるだけなので
時期を見てということになるでしょう。
この人物にいまの北朝鮮弾道ミサイル対処や、マティス長官との2プラス2がこなせるはずもありません。
稲田氏の「健忘症疑惑」は以下の3点です。
①13年前の籠池裁判に稲田が出廷していたことの忘却。
②1万2千円の献金の忘却。
③2年前にパーティーですれ違ったことの忘却。
①の訴訟代理人は夫の代理としての出席な上に、弁護士は殺人容疑者すら弁護するのが仕事です。なにが問題なのでしょうか。
②は個人献金を受け取る原則として、小額個人献金という原則に忠実だっただけで、子供のスマホ代くらいで関係ウンヌンと言われるべきではありません。
③のパーティですれ違ったのは、脱力するほどくだらない。こんなことで「関係」を疑われたら政治家稼業は成り立ちません。
稲田氏が問題とされるべきは、このようなささいな個人的問題を的確に返答できず、政権を苦しめたことです。
その意味でいえば、野党の「省内を掌握していない」という批判だけは的を射ています。
昭恵夫人の100万献金「疑惑」は、もう少し情報が出揃わなければなんともいえませんが、福島瑞穂氏も認めるように献金名簿にはなんの記載もないそうで、「愛国」理事長が言っているだけにすぎません。
仮にあったとしても選挙区外への寄付は公職選挙法で認められていますので、これまたなにが問題なのでしょうか。
籠池氏は虚言癖のきらいもある上に、いまや安倍氏への逆切れモードに入ってしまったようで、こういう人物の言うことをそのまま裏付け取材なしに垂れ流し続けるメディアは印象操作といわれても致し方がありません。
昭恵夫人が問題であるのも明らかで、最近私ですらこの人の名を聞くとゲンナリします。
昭恵夫人は常々、「右でも左でもいいことなら利用してください」と言っていたそうですが、あまりにも非常識です。
自分の立場をわきまえなさい。あなたは半「公人」なのですよ。
こういう問題が起きると、首相夫人を縛る内規が必要となるでしょう。
とりあえず安倍氏は夫人に、ファーストレディがいかなる立場かしっかりと教えてやることです。
では、いったん週刊誌的話題から眼を移して、稲田防衛大臣が吊るし上げられている背後の情勢を見てみましょう。
3月10日に、韓国の憲法裁判所はパク・クネ大統領を弾劾を認める判決を下し、大統領を罷免しました。
パク・クネが突如チェ・スンシルという「親友」の存在が暴露され、罷免に至った時期を考えて下さい。
それまでパク大統領は高支持率を誇っていたのが、一転して急落したのはTHAAD配備を決定したことです。
THAAD
中国がもっとも嫌がるTHAADを配備しようとした瞬間に、チェ・スンシル国政介入疑惑が持ち上がる不自然さに注目して下さい。
私はこの出来すぎた政局に、某大国の影を感じます。
http://ironna.jp/article/4623
一方米国は、パク罷免のわずか3日前に、当初7月としていたTHAAD配備の予定を4カ月前倒しにして韓国に器材を搬入してしまいます。
それほどまでしてでも、米国はTHAADが必要だったのです。
ですから、おそらく次期大統領が誰になろうとも動かせない、既成事実作りを行ってしまいます。
次期大統領最有力候補といわれるムン・ジェインがいかに歯噛みしても、国と国の約束は覆せませんから、THAADは一カ月後には稼動を開始します。
もうひとりの主役である北朝鮮は7日、中距離弾道ミサイル・スカッドERを、日本のEEZに打ち込みました。
これを多くの日本のメディアは、中国の言い分どおりに「展開中の米韓合同軍事演習への反発」という構図で報じました。
そうでしょうか。
米韓軍事演習は大規模なもので、演習名「キーン・リゾルト」(keen Resolute)はその名のとおり「鋭利な硬い意思」ですから、北朝鮮に対しての政治的警告であることは間違いありません。
しかし、それは定期演習であってスケジュール化されており、北朝鮮はもちろんそのことを知っていました。
ですから北朝鮮の意図は、むしろTHAAD配備に対する警告の意味合いが強いのです。
北朝鮮と中国は別個の思惑でTHAAD配備を強く嫌っていました。
THAADミサイル - Wikipedia
韓国に配備されたTHAADの覆域は、主に朝鮮半島に限定され、東北地区の一部だといわれています。
http://www.businessinsider.com/thaad-missile-defen...
するとこのTHAADは、北朝鮮の弾道ミサイル防衛であると同時に、中国の弾道ミサイルに対する抑止のためのものなのです。
THAADはその名の通り高高度迎撃ミサイルです。
THAADは韓国や日本に向けた北朝鮮のミサイルを迎撃するのではなく、日本列島を飛び越して米国領に向かうものを迎撃する性格のものです。
つまり、韓国に配備したTHAADによって米国は、自国に向けたICBMを含めた弾道ミサイルを無効化することが可能になったのです。
kim dynasty
それと同じ理由で、中国は日本がTHAADを配備しようとすることに、極めて強い警戒感を持っています。
このような情勢を背景にして日本の防衛大臣をクビにし、安倍政権に大きな打撃を与えたいともっとも強く願う国がどこなのか、もはや言うまでもありません。
稲田氏のグアムTHAAD見学は1月13日でした。これは日本政府が本腰を入れてTHAAD配備を実現しようとする現れでした。
の直後からなぜか猛烈な森友騒動が勃発して、延々と国会は週刊誌カラー一色に染め上げられます。
メディアと野党は北朝鮮のミサイル問題などそっちのけで、森友騒動に没頭します。
さて、このように見てくると、THAAD配備を容認したパククネ、グアムにTHAADを見学に行った稲田氏。
その直後このふたりを襲ったスキャンダルの嵐。
果たしてこれが偶然なのか、はなはだ疑わしいと私は思っています。
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