アイコン 中国THAAD韓国制裁 個人旅行も規制か 訪日訪韓客数推移2016年まで

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中国国家旅游局は3月2日午後、主要旅行会社の幹部を呼んで非公開会議を開き、今月15日から個別旅行商品を含む韓国観光客の送出を厳格に禁止するという方針を通知したと、複数の観光業界関係者が確認した。国家旅游局は観光と旅行を総括する中国政府機構。

匿名を求めた現地観光業界の関係者は、「国家旅游局が3月2日午後、大手旅行会社の幹部を集め、3月15日から韓国団体観光客はもちろん個別旅行商品までも厳格に禁止すると通知した」と述べたという。この日通知された規制対象には韓国へのクルーズ商品も含まれたことが分かった。

<個人客急増>
韓国観光公社によると、1~2月の中国人観光客の韓国入国数は、中国政府が規制した団体観光の代わりに個別観光が急増している結果、前年同期比10%ほど増えたという。中国当局の今回の措置は、韓国経済に実質的な打撃を与えるため、より強力な規制策を出したと分析される。

<2016年の中国からの訪韓客>
韓国観光公社によると、昨年韓国を訪問した外国人観光客1724万人のうち半分(46.8%)が中国人だった。団体中国人観光客が40%、残りの60%が個別観光客だった。ある旅行会社の関係者は「個別観光客60%の半分ほどが旅行会社を通じて韓国に来るが、この中国人観光客がすべて抜けると見るべきだろう」と予想している。
中国人観光客がよく訪問する済州島は打撃がさらに大きいと予想される。昨年済州を訪れた外国人観光客360万3021人のうち中国人は85%だった。
国内免税店業界も売上高12兆2700億ウォン(約1兆2000億円)の約70%が、中国人観光客から生じると推定している。一部の化粧品企業は中国現地生産を増やす案を検討している。

<2020年の韓国の訪韓客予想>
現代経済研究院は報告書「外国人観光客の増加と経済的波及効果の見通し」を発表し、2020年に訪韓外国人観光客は2300万人に達し、うち1500万人はアジア新興国から訪れると予想していた。
以上、韓国報道など参照

これまで中国からの訪韓客が多くなったのは、文化面が大きく左右している。それは「星から来たあなた」など中国でも大ヒットした韓流ドラマであり、K-POPPイベントであった。日本人が以前、「冬ソナ」の聖地を巡り、多くが訪れた現象が、中国人にも生じ、爆買い、韓国芸能人そっくりの整形目的からファッション、化粧品購入に至るまで大量の訪韓客が訪れている。
こうしたメディアミックスさせた観光客の誘客は韓国のお家芸であるが、今や東南アジア主体に世界各地からの訪韓客が増加している。それほど韓流ドラマ政策は、ロケ地を意識した内容と、韓流ドラマを本国と各国を同時放映するなどその戦略には長けている。

しかし、中国では、昨秋からのTHAAD(終末高高度迎撃ミサイル)韓国配備問題で、新規の韓流ドラマ放映禁止、中韓合作ドラマの新規放映禁止、K-POPPなど韓国人アーティストの中国公演キャンセル、韓国芸能人の中国放映CM放映禁止など、観光導引である韓流モノすべてが規制対象となってしまった。
また、1・2月訪韓チャーター便の不許可(3月以降も続くものと見られている)、組織的なクルーズ船の一部キャンセルなど明らかになっている。
そうしたことから、団体客の減少は必至だったが、昨今、個人客が増加していたことから、1・2月は中国人観光客全体からすれば増加している。団体客用のホテルやバス会社などが打撃を受けているものの、商店街や免税店などは総じてほとんど影響を受けていないのが実情。今回は、その個人客の訪韓客の規制に乗り出したという。

日本の場合は、根底の竹島問題のほか慰安婦問題の再燃から、政治主導で韓流ドラマはほぼ放映されておらず、訪韓客の増加には限りがあると見られる。
中国では、そうした韓流文化が遮断されれば、訪韓導引要素がなくなり、個人客も日本からのように、訪韓客が351万人(2012年)に達したものの、2012年夏、李明博が竹島上陸・天皇陛下に対する暴言を吐いたことにより、韓流ドラマ一掃された結果2015年には183万人までほぼ半減した時のようになる可能性もある。

日本においての望みは、韓国におけるマスコミと議員たちに踊らされている反日ナショナリズム、韓国民は前を向き冷静に判断することが必要だろう。日本人も一部の者を除き、反日を標榜する国家へ誰が旅行しようと思うだろうか。(最近はこれまで反日を散々煽り続けていたマスメディアが、中国からの制裁を受け、このままだと韓国は経済が沈没すると鉾先を国内経済に向けつつある。反日を洗脳し扇動するマスメディアの大罪が韓国における一番の問題)

また、九州オルレ活動(済州オルレを導入=トレッキングコース)など民間レベルでの地道な交流が続いていることだけだろう。過去の歴史をいくら批判したとしても、批判や反目からは何も生まれない。もう世代も違う。
韓国の反日政治にもううんざりだとする韓国の人たちが、日本へ多く訪れている現実を韓国民を煽るマスメディアは直視する必要があるのではなかろうか。

 

日韓相互の訪問客数の推移
 
韓国から日本へ
日本から韓国へ
韓国
客数
前年比
客数
前年比
2008
2,382,397
-8.5%
2,378,102
6.4%
2009
1,586,772
-33.4%
3,053,544
28.4%
2010
2,439,816
53.8%
3,023,009
-1.0%
2011
1,658,073
-32.0%
3,289,051
8.8%
2012
2,042,775
23.2%
3,518,792
7.0%
2013
2,456,165
20.2%
2,747,750
-21.9%
2014
2,755,313
12.2%
2,280,434
-17.0%
2015
4,002,193
45.3%
1,830,000
-19.4%
2016
5,090,300
21.8%
2,290,000
24.8%
・出典:JNTO・観光庁資料、2016年日本から訪韓客数は韓国観光公社推定値。
 
<訪観客数推移>2015年の減少はMARS韓国発生。
 
訪韓客
うち中国人客
訪韓客数
前年比
訪韓客数
前年比
依存率
2012年
11,139,500
 
2,837,000
27.8%
25.5%
2013年
12,175,550
9.3%
4,326,869
52.5%
35.5%
2014年
14,196,900
14.1%
6,125,000
41.5%
43.1%
2015年
13,231,600
-6.8%
5,984,170
-2.3%
45.2%
2016年
17,200,000
30.0%
8,070,000
13.5%
46.9%

 

[ 2017年3月 6日 ]
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