アイコン 翁長知事、「次の一手」 その2 翁長知事の2期にとっては状況の加熱が必要

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翁長知事は「辺野古移設はどんな手を使っても阻止する」と見栄を切っていますが、辺野古移設を阻止して、危険が放置されたままの普天間基地をどのようにするつもりなんでしょうか。

そこを説明もしないで、「辺野古移設はどんな手を使っても阻止する」というだけでは、あまりにも無責任です。

そもそも翁長雄志氏は普天間基地の辺野古移設を決めた時の責任者の一人でした。

あまりにも節操が無さ過ぎます。

きょうも、(農と島のありんくりん)の「翁長知事、「次の一手」 その2 翁長知事の2期にとっては状況の加熱が必要」を紹介します。


農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/

移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する

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山路さんの論考の2回目です。

「言論プラットフォーム」についてひとことコメントをしておきます。

日本ではこのようなサイトは有名な「アゴラ」しか見当たりませんが、欧米には沢山存在していると聞きます。

「アゴラ」は著名な文化人によるプラットフォームですが、もちろん私はそのようなハイクォリティなものを目指しません。

「プラットフォーム」とは、色々な意味がありますが、私は「共有できる乗合空間」ていどの意味で使っています。

私が目指すのは、心ある人による論考を共有する場を保証することです。

そしてコメント覧で、意見を交わし合い、相互批評することによって、より豊かな言論を形作っていこうとするものです。

このブログの性格上、沖縄をテーマにすることが多いですが、特に限定しません。

沖縄にアクセントをおかざるをえないのは、沖縄が極端な言論閉鎖空間だからです。

地元紙は県内の異論をあらかじめないもの、あるいはあってはならない異物として取り上げることはまったくありません。
これについては、あす山路さんが3回目の論考で触れられておられます。

このようなベタ凪の言論空間をすこしでも風通しよくするのが、私の希望です。

今回の山路氏論考の掲載は、その実験だとお考え下さい。

このように書いていると妙に肩に力が入っているように見えるかもしれませんが、私はいったってつましく始めようと思っております。

勘違いなさる方は少ないと思いますが、全面的に紙面を提供しようということではありません。

私にも書きたくてうずうずすることは多々ありますもんで(笑)。

不定期に単発か何回かの連続で論考を頂戴できればありがたく思っております。

論考と書きましたが、エッセイでもかまいません。

また、メールでの原稿のやりとりになりますが、個人情報を開示する必要はありません。HNを使ったり、捨てアドを用いられてもかまいません。

改行したり、誤字を修正したりするていどの編集はしますが、基本的に頂戴したままの原稿を尊重いたします。

やがて順調に運べば、分離した独立サイトに移行することもありえますが、まずは、私のブログの一角をお貸しするなんてところからいこう、というわけです。

ご理解いただけましたら幸いです。
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翁長知事、「次の一手」その2 
                                   山路敬介                                                                      
承前

■今後、翁長知事はどう出るか? 予想されるスケジュール

県が防衛局の主張に納得することはなく、今月中は防衛局に対し岩礁破砕許可の更新申請を再度促す事になるのでしょう。

許可が切れる4月になれば県は申請義務遅滞を理由に、防衛局に対し正式に「行政指導」を行います。

しかし「行政指導」には強制力はなく、当然の事防衛局は法的根拠そのものを否定していますから、
そのような回答をするでしょうが申請をする事もなく、工事も止めません。

その後、県は期間をおかず「工事差し止め訴訟」を提訴するものと思われます。>(ここで、タイムス常連のお抱え識者によれば、県は「県漁業規則違反」での刑事告発も検討しているとの事。

 信じられませんが、やるとしても全く無意味です。

 同時に工事停止の仮処分を申請する事になります。

この「工事差し止め訴訟」は提訴しても最高裁の判例から見通せる結果は明らかで、県にはそもそも「侵害される財産上の権利」がないため、訴えそのものが成り立たず、時を置かず「却下」される事になります。

しかしそれは翁長氏も十分承知で、ねらいは表向き段階を踏み「撤回理由」をあらゆる面から強化する事ですが、自からの知事選までのスケジュール感から県民意識を高め、なにより「オール沖縄」内左派勢力の支持を岩盤にする事とともに、知事にとって今や県民以上に重きをなす二紙の論調を実現して見せる事にあります。

つまるところ知事は、「とりあえずでも一旦、工事を止められる成果を得る方法」として、運動側や二紙の要求を満たすためにも、やはり「承認の撤回」に踏み切らざるを得ません。

この「最後のカード」をどこで使い、歌舞伎よろしくどう「見栄」を切って見せるかが翁長知事の選挙屋としてのウデの見せどころで、二紙と完全密接な連携をしながら、これを自分の「知事選」に最良のタイミングで、最高の演出のもとに使う事が「必然の課題」と言って良いでしょう。
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■県民投票はあるか?

翁長知事にはそもそも「普天間飛行場の辺野古移設」が最終的には避けられないと分かっていますし、その事自体は実はどうでもいいのです。

「辺野古移設阻止」は「神話」にすぎず、それを理解する翁長氏にとってこの問題は、ある種の「道具」にすぎません。

考えの善し悪しはともかくとして、純粋性をもって強く「辺野古移設阻止」を実現したいと願う人たちは確かに存在しますが、本当のところ、それほど多くはありません。

問題を利用して寄り添う振りをしているのは何も知事だけではなく、今や「辺野古阻止」というムーブメントにのって、別の思惑を実現しようとしている人たちが県内だけでなく県外からも、果ては国外からも雪だるま式に沖縄に集積しているしまっているのが現状の混乱の原因です。

こうした現状やこれまでのやり方、知事の真意からの理解のもとに「次の一手」を予測する必要があると思います。

知事には現在のところ知事選を見据えた「オール沖縄」の結束と拡大が急務であり、そのための「情況の加熱」が最大限に必要、との認識があります。

その意味で「住民投票」を行い、セットで「撤回」に打って出る事がまず考えられますが、二紙のお抱え知識人である仲地沖縄大学長は、「分権改革で、知事は住民投票事務を市町村長に委任する必要がある。

首長が協力しなければ投票率が低迷する事になり、リスクが高い」として否定的です。

また、知事自身もおそらく否定的であろうと思います。

かつて、「『住民投票』は、(やるならば)強い要望として広く県民の間から盛り上がるべき」、との(期待半分の)見解を示した事があります。

これは為政者であれば当然の感覚です。

そういう動きが今まで運動側から皆無である事がむしろ「運動」の本質をあらわしているのですが、県民自身がまず「移設反対」を訴え、必要な署名をかき集めたうえで、県に「住民投票」の実現をせまる事が「県民投票」実現の本質条件と言って良いでしょう。

ですから、「住民投票」は少なくとも単体では行われる事はないでしょう。

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■知事選に向けて

結果として、県はまたもや完全に100%勝ち目のない、再度の裁判闘争は避けられません。

切り札である「承認の撤回」ももちろん認められる事はありませんが、そこにも知事は踏み込まざるを得ません。

時を経て、翁長氏が現在の情況を回顧する時が来れば、「あの一連の訴訟はムダではなく、安全弁だったのだ」と小池都知事ふうに言うのでしょうが、全然違います。

すべては「オール沖縄」勢力のため、自からの選挙のためです。

私は、翁長知事は次の知事選挙も「辺野古阻止」、「オスプレイ配備撤回」の単一テーマで臨めることを理想としていると考えています。

そうすると、知事選の「理想的な時期」というものが生じて来ます。

今回の「岩礁破砕更新許可」問題でも完全な敗北を喫する事はあきらかで、それはすでに知事のスケジュールに入っています。

要はその岩礁破砕関連訴訟の敗北がハッキリした時期にあわせ、最終手段の「承認の撤回」にからめた出直し知事選に打って出る戦略だろうと思うのです。

直近の民意をもって「撤回」の理由を強化するのが目的でしょうが、同時に県民投票も行うハラかも知れません。

しかし、度々ここのブログ主様も指摘しているように、もう勝負はとっくに着いているのです。

「抵抗」という行為そのものに酔ったり、その事自体に何らかの価値が存在していた時代は沖縄ですらも、もう久しい昔に過ぎ去ったのです。

今を生きる私たち沖縄県民の問題は、「辺野古移設問題」には存在しません。>理論も行動も革新左派の傀儡と化した翁長知事の行く先には、沖縄の生産的な未来は全く見えません。 
                                                                                      (続く)
                                     
                                     文責 山路敬介
                                   掲載責任 ブログ主

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[ 2017年4月 1日 ]

 

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