アイコン 米の2月の対日貿易赤字▲46億ドル、前月より15%?6億ドル減少

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米商務省が4日発表した2月の貿易収支統計によると、財とサービスを合わせた貿易赤字(国際収支ベース、季節調整済み)は、前月比▲9.6%減の▲436億ドル。前月は▲482億ドルの赤字だった。

2月は、財の貿易赤字が▲650億ドルと前月の695億ドルから縮小。先週発表された速報値では648億ドルだった。

2月の輸入は、ほぼ1年ぶりの大幅減。消費財や自動車の需要が低迷した。
(2月の小売業の売上高指数は前月比0.1%増、自動車販売台数は前月比16.6%増の1,333千台、但し、前年同月比では▲1.1%減、当国際収支は季節調整済みで作成されている)

輸入額は▲1.8%減少して2364億ドル。輸出は0.2%増の1929億ドルと、2014年12月以来の高水準だった。

国別貿易収支(季節調整前)は、対中国が▲230億ドルの赤字で前月から▲27%減少した。記録上の最大値からも86億ドル縮小した。

日本は▲46.7億ドル(約5100億円)で、赤字額は1月(54.7億ドル)より約▲15%減ったほか、前年同月(53.4億ドル)比でも1割以上減った。
2月の日本からの自動車関連の輸入は38.7億ドルだったのに対し、日本への輸出は1.7億ドルだった。
相手国別では、中国、メキシコ、日本の順だった。

国内総生産(GDP)の算出に使用されるインフレの影響を除いた実質財収支の赤字は▲597億ドルと、前月の▲651億ドルから縮小した。

今月中旬に始まる日米経済交渉では、日本との自動車貿易などを巡って日本側に厳しい要求を突きつけてくる可能性がある。

秘密主義の世耕経産相は4日、貿易赤字削減を目指す米国の大統領令について、「日本の市場は十分に開放的であり、これによって直接的に問題が生じるとは考えていない」と述べた。

当然、世耕ごときでは考えてもいないだろうが、相手のあることを無視した期待発言に過ぎぬ。
米当局は、すでに牛肉の関税を豪州以下にするように求めるとしているとおり、安倍首相が潜水艦を売り込むため、豪州に対して特別に牛肉の関税を下げたものの、その後の豪州の政権交代で潜水艦の売込みに失敗し、現行、関税率が米国より大幅に安くなったままになっている。牛肉価格は飼育方法が異なり元々米牛が高く、関税も高いものだから、さらに日本では高く販売されている。米国も文句の一つや二つは言いたいだろう。

問題は、米当局者がすでに、日本が輸入する野菜・果物や穀物の防腐剤や残留農薬の濃度規制を貿易障壁であると暴言を吐いていることにある。
すでにアメリカ産の青果物・穀物等の食用材は、食用小麦以外は、トーモロコシ・大豆などすべて遺伝子組み換え作物(GM)であり、GM作物が輸入されている。(飼料用小麦はGM物)。

さすがのアメリカでも、食用小麦は、遺伝子組み換え種子による作付けを禁じている。・・・なぜかが最大の問題だ。
米国は、こうした傲慢さから、日本人から嫌われ、アメ公とかケトウとか呼ばれている。作物・穀物の貿易に当たっては中国と何も違わない環境汚染大国のアメリカだ。
そうした環境もトランプは、共和党のスポンサーのために大幅規制緩和に動いている。・・・煙霧大魔神が支配する中国のようになりたいのだろう。
 

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[ 2017年4月 5日 ]

 

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