アイコン 独経済好調  英経済低迷顕著 牽引のポンド安下の輸出増に陰り

スポンサード リンク
 

英国は食料品のほとんどをEUからの輸入に依存している。英国はユーロに参加せずポンド、英EU離脱決定でポンド安、輸入物価高にさいなまれ、消費減退、投資減退が続いている。すでに海外のEU拠点のロンドン支店は縮小が進み、投資減退どころかマイナスに作用している。実際に離脱した場合、輸出は関税まで付加される。

EU離脱は、紳士の国の英国民が選択したものであり、経済的にどうなろうと耐えるしかない。
兄弟国である米国が経済まで面倒見ることはない。トランプ政権は自国経済の先行きや公約実現に向け目いっぱいだ。

英国では、住宅価格の伸びが4年ぶりの低さにとどまったと英銀ロイズ・バンキング・グループの住宅金融部門ハリファクスが明らかにした。
1~3月の住宅価格は、前年同期比で3.8%上昇。これは2013年3~5月以来の低い伸び。わずか1年前に記録したピークの10%の半分にも届かなかった。3月の住宅価格は前月比では横ばいで、21万9755ポンド(約3020万円)となった。

英国では2月に製造業と建設業の活動も予想に反して縮小した。
1~3月(第1四半期)に同国経済が勢いを失った兆候が増えた。英政府統計局(ONS)が7日発表した2月の製造業生産指数は、前月比▲0.1%低下した。鉱工業生産指数は▲0.7%低下した。季節外れの暖かさでエネルギー需要が減少したことが原因とされている。

建設業は▲1.7%低下と、約1年ぶりの大きな落ち込みを記録した。
昨年10~12月(第4四半期)の景気拡大のけん引役だった貿易も、2月は36億6千万ポンド(約5030億円)の赤字に拡大した。輸出が前月比▲0.1%減った一方、輸入は1.2%増えた。

<ドイツ経済は好調>
一方、ドイツは、2月の鉱工業生産が増加した。独経済省が7日発表した2月の鉱工業生産指数(季節・インフレ調整済み)は前月比2.2%上昇。1月も2.2%上昇に改定され、2月は前年同月比では2.5%上昇している。
6日に発表された2月の独製造業受注も増加し、大幅減だった1月からの急回復している。

独経済省は、「製造業セクターの生産は1~3月(第1四半期)に、全体として極めて好調」とコメントしている。
2月の投資財は1.1%増、消費財は1.4%増、建設は大幅増の13.6%増だった。
以上、

英国も米国も失業率が低下しているにもかかわらず失業問題を取り上げ、移民規制強化派が勝利している。

 

英国経済の状況 離脱決定は2016年6月
 
 
16/6
16/9
16/12
17/1
17/2
17/3
失業率
2.2
2.3
2.3
2.2
2.1
 
貿易収支
億GBP
-129.20
-138.32
-109.15
-119.71
-124.61
 
小売売上高
%前月比
-0.9
0.1
-2.1
-0.5
1.4
 
消費者物価指数
%前年比
0.5
1.0
1.6
1.8
2.3
 
生産者物価指数
%前年比
-0.2
1.3
2.8
3.6
3.7
 
製造業PMI
指数
52.1
55.5
56.1
55.7
54.5
54.2
建設業PMI
46.0
52.3
54.2
52.2
52.5
52.2
サービス業PMI
52.3
52.6
56.2
54.5
53.3
55.0
鉱工業生産
%前月比
0.1
-0.4
0.9
-0.3
-0.7
 
GDP(四半期)
前年比
2.1
2.2
1.9
 
 
 

 

[ 2017年4月10日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ