アイコン 浅間山 3月1838回の火山性微動 要警戒中

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群馬県と長野県の県境にある浅間山(軽井沢にも近い)では、3月も火山性地震や火山ガスが多く、火山活動がやや活発な状態が続いている。
気象庁は、噴火警戒レベル2の火口周辺警報を継続し、火口から約2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけている。

気象庁が10日発表した3月以降の火山概況によると、浅間山では3月、山頂火口直下のごく浅いところを震源とする火山性地震が計1838回発生し、1ヶ月あたりの回数は2月の1770回より68回増えている。
また、地下の熱水や火山ガスの動きを示すと考えられる火山性微動も2回、観測されている。
このほか火山ガスの放出量は3月は1日あたり最大で3200トンが観測され、4月6日の観測でも1500トンと多い状態が続いている。
また、昨年12月以降、地下のやや深いところにあるマグマだまりにマグマが供給されていることを示すと考えられる地殻変動が続いていて、高温の火山ガスなどが夜間に雲などに映って赤く見える「火映現象」も引き続き、観測されている。

4月に入ってからは、火山性地震はやや少なくなっているが、気象庁は、浅間山では今後も火口周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生する可能性があるとしている。

<全国の火山の活動状況>活動している分のみ/気象庁
1、桜島では、昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

2、口永良部島では、新岳火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。

3、草津白根山では、湯釜火口から概ね1kmの範囲で、小規模な噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

4、浅間山では、山頂火口から概ね2kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

5、御嶽山では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

6、伊豆諸島のベヨネース列岩では、24日に海上保安庁が実施した上空からの観測により、明神礁付近で変色水が確認されたことから、同日に噴火警報(周辺海域)及び火山現象に関する海上警報を発表しました。周辺海域では噴火に警戒してください。

7、諏訪之瀬島では、火口から概ね1kmの範囲で、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
以上が気象庁より発表されている。

<今朝の浅間山>気象庁火山ライブ映像より


<今朝の浅間山>気象庁火山ライブ映像より

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[ 2017年4月11日 ]

 

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