アイコン 2016年度の首都圏分譲マンション市場・低水準/不動産経済研究所版

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 ◎供給は4.4%減の3万6,450戸。1992年度(2万8,460戸)以来の低水準にとどまる。
 ◎平均価格は1.4%ダウンの5,541万円。初月契約率は4.2ポイントダウンの68.5%。

1、2016年度の供給は3万6,450戸、前年度(3万8,139戸)比4.4%の減少。(過去最多は2000年度の9万5,479戸)。

2、首都圏の地区別供給戸数は
東京都区部1万4,931戸(シェア41.0%)、前年度比14.4%減
東京都下4,455戸(同12.2%)、前年度比5.4%減
神奈川県8,967戸(同24.6%)、前年度比15.7%増
埼玉県3,690戸(同10.1%)、前年度比16.5%減
千葉県4,407戸(同12.1%)、前年度比15.2%増
東京都全域では1万9,386戸でシェアは53.2%(前年同期は2万2,141戸、シェア58.1%)。

3、2016年度の初月契約率の平均は68.5%で、前年度の72.7%に比べて4.2ポイントダウンしている。年度としては8年ぶりの70%割れ。年度としては2008年度(64.1%)以来の60%台。

4、1戸当たりの価格は5,541万円、1m2当たり単価は80.1万円。
前年度比で戸当り価格76万円(1.4%)のダウン、m2単価は0.8万円(1.0%)のアップ。
東京都区部6,762万円、102.4万円(1.2%下落、2.3%上昇)、
都下4,971万円、69.5万円(4.3%上昇、7.8%上昇)、
神奈川県5,031万円、70.9万円(0.9%下落、0.3%下落)、
埼玉県4,259万円、60.1万円(1.2%上昇、2.4%上昇)、
千葉県4,089万円、56.3万円(7.5%上昇、12.4%上昇)。
都区部の平均価格と神奈川県の平均価格、m2単価が前年度比で下落した一方、その他はいずれも上昇している。

5、2016年度の即日完売戸数は1,536戸(発売戸数の4.2%)、フラット35登録物件は3万4,390戸(同94.3%)であった。

6、2016年度の特徴
(1)マンション市況は発売減が止まらず。戸数の減少は1,689戸。都区部は2,503戸減の1万4,931戸にとどまる。
(2)初月契約率の平均は4.2ポイントダウンの68.5%。2008年度以来8年ぶりに70%を下回る。
(3)戸当たり価格:5,541万円、m2単価:80.1万円。年度としては戸当たりが5年ぶりのダウン、単価が5年連続のアップ。
(4)供給戸数は神奈川県が15.7%増、千葉県が15.2%増と二ケタの増加。東京都(1万9,386戸)のシェアは53.2%。
(5)2017年3月末時点の在庫は6,749戸。2016年3月末時点(6,039戸)比で710戸の増加。

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[ 2017年4月17日 ]

 

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