アイコン 北朝鮮 中国を完全無視

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北朝鮮が4月、米国との緊張が高まる中で、中国外務省からの呼び掛けを無視したことが、事情に詳しい関係者の話で明らかになったとブルームバーグが報じている。

中国指導部が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に対して与えられる影響力について、疑問が膨らみそうだ。

同関係者が匿名で語ったところによると、中国の王毅外相と武大偉・朝鮮半島問題特別代表は、北朝鮮側の担当者との会談を要請したが、返答がなかった。

これを前に、習近平国家主席は、トランプ米大統領とフロリダ州で会談していたという。

トランプ政権は、中国に対し、北朝鮮に核兵器や弾道ミサイルの開発をやめさせる強い行動をとらせようと試みてきた。

北朝鮮は、大半の燃料・食料調達で中国に依存しているものの、習主席は中国最高指導者の地位を得た2012年以降、金委員長と直接会談したことがない。

以上、

それどころか、習が国家主席に就任し、中朝関係で初となる韓国の大統領と先に会談、その上訪問までしている。金正恩にしてみれば、沽券にかかわる問題であり、当然、習の言うことを聞くはずがない。北朝鮮は恒例の各国からの年賀状の紹介も、習の分は後ろの方に置いて披露しているほどだ。

中国政権が開き直り、問題は米朝関係であり、中国は関係ないとの立場をとったが、今月の米中首脳会談でトランプは、中国が北朝鮮をコントロールせず、北朝鮮が核実験やICBMの実験を続けるならば、直接攻撃するとの恫喝を入れ、中国習は直接動かざるを得なくなった。

しかし、これまで、中朝の上層部間は関係を絶っており、一朝一夕に修復できるものではない。

中朝関係の悪化は、最悪だったのが、金正恩が中国関係脈であった叔父の張成沢とその家族・側近たちを処刑、最近でも中国庇護下の金正恩の異母兄である金正男を暗殺するなど、金正恩は中朝関係こそ緊張状態を作り上げており、2月中国が石炭輸入を停止した時には、中国を厳しく批判していた。

それでも、中朝は関係を保ち、人道支援(オバマもスポットで行っていた)により、食料や燃料などの供給を続け、石炭の購入も続けてきた。

 

ただ、今般、交渉してもラチがいかないため、中国国際航空の平壌便の停止、北朝鮮観光の停止を打ち出し、これ以上実験すれば原油輸出も停止すると表明している。石炭輸入もすでに2月停止している。

しかしながら、守銭奴の中国企業は北朝鮮貿易で儲けており、中国政府が輸出入の管理を強化しない限り、実効性に乏しい。

世界では、今でも多くの国々が北朝鮮と国交関係にあり、そうした国々への労働者派遣などで外資稼ぎを行っているのも事実だ。

中国には国境沿いに約200万人の朝鮮族が暮らしている。そうしたところからの支援もある。当然、日本の朝鮮総連からも多額が裏ルートで提供されているものと推量される。

北朝鮮国民は、幼少のときから白頭山一族を崇めることが求められ洗脳されている。外部からの情報も限られ、戦前の日本と同様、徹底抗戦する国民であり、金正恩後も厳しい。過激な宗教の教徒とまったく同じ。

 

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[ 2017年4月18日 ]

 

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