アイコン 闘争民主党支援の前ジャカルタ知事敗れる 新幹線工事やっと一部融資/インドネシア

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19日、インドネシアの首都ジャカルタ特別州の知事選の決戦投票が行われ、ムスリムのアニス・バスウェダン候補(47)が勝利した。

メガワティ元大統領が率いる闘争民主党が支援したキリスト教で華人(=中国人)の前ジャカルタ州知事のアホック氏は落選した(ジョコウ大統領も闘争民主党)。 

選挙直前、アホック氏がコーランを侮辱したとして、イラスム教が8割7分を占める同国で大問題となり、裁判にかけられ、当問題が最後まで尾を引いた。

親中国のメガワティの腰巾着リニ・スマルノ国営企業相は18日、ジャカルタ~バンドン間のインドネシア新幹線建設に対し、中国の国家開発銀行が総事業費の約5分の1に当たる10億ドル相当を融資する方針を決定したと発表した。

(総事業費5千億円、インドネシア側1千億円、中国からの融資4千億円)

実業家出身の前運輸大臣が、(中国語で書かれた申請書であったため)なかなか新幹線の建設認可を下ろさず、昨年7月にメガワティ元大統領が、ジョコウ大統領に圧力をかけ更迭させ、新任の大臣が就任直後の8月に工事全線認可、建設企業体の社長がその足で中国国家開発銀行を訪問、「認可が下りたので融資を」依頼したが、相手にされず手ぶらで帰国していた。中国側は、その後融資条件として全開発用地の取得はインドネシア側で行い、用地買収が済めば融資すると態度を一変させていた。

インドネシア新幹線は、2019年春に開業予定であるが、工事はほとんど手付かず状態。山も谷のある山岳地帯も一部ある。これまでの用地買収は、インドネシア側の資金で賄われてきたが、民有地の買収は一部問題も抱えている。ただ、線路用地の7割程度が国有地を通り、残る3割は民有地で買収が必要。ジャカルタ駅近くの線路や駅舎計画用地には国軍の用地が入っており、国軍は猛反対している。どうなることやら。

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[ 2017年4月20日 ]

 

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