３月日本を訪れた韓国人観光客の数が、前年同月比で３０％の大幅増となった。日韓関係の冷え込みは韓国人が日本への旅行を決める際に、まったく影響を与えていないことを物語っている。

日本政府観光局(JNTO)は２０日、３月の訪日観光客を前年同月比９．５％増の２２０万５７００人と集計値を発表した。３月としては過去最多となった。
このうち韓国からの観光客は４８万８４００人で３０．６％急増した。

中国が韓国のTHAAD配備問題から執拗に観光制裁・貿易制裁を行い、韓国製品の不買運動に動く中、今では韓国民が一番大好きだった中国が一番嫌いな国のナンバー１になり、日本は大嫌いな国の２番目になっている。４月の米中首脳会談で中国主国家主席から「韓国は中国の一部だった」との発言まで飛び出し、韓国民の中国嫌いの火に油を注いでしまっているようだ。少なくとも長い間、強国の中国と隣接し属国として生きるしかなかった時代があったことだけは否定できないだろうが・・・。

韓国民の日本への観光が急増し続けているのは、何を意味するのだろうか。単にLCCの就航だけでは片付けられない。そこには過去にいつまでも囚われない「未来志向の若者たち」の存在があるようだ。

建前と本音の現象???、ようわからん国だが、韓国のマスメディアはネット民に踊らされ続け、ネット民たちをポピュリズムだと勘違いしたのか、利用したのか、その代弁者になってしまい先導・洗脳・扇動してきた。
来る大統領選を控え、数ヶ月前から中国・北朝鮮派の文在寅の支持率が、ほかを圧倒していたことからす、マスメディアも我に帰したのか、手のひらを返したような論調に大きく変化してきている。

その結果、日和見主義者の安哲秀(中道、国民の党)が支持率を伸ばし、それなりの成果を納めてきたようだが、文在寅が選挙対策上、柔軟路線に切り替え、その差が縮まらなくなってきている。柔軟路線にいくら表現を変えたところで、本質は変わらないのだが・・・。

国内政治批判者を全員犯罪者にし牢にぶちこむ中国に転ぶのか、経済発展と自由を満喫させてきたアメリカに追随するのか、５月９日選ぶのは韓国民。
その結果により、韓国からの訪日客数も変化する。
それは逃避的に大きく増加する可能性もあり、また、政治主導により減少する可能性もある。その逆もあるかもしれない。
ただ、韓国にあっては、ネット民や挺対協に追随して踊らない政治と司法であってもらいたいものだ。・・・まだ、対馬の仏様も北朝鮮拉致被害者同様、南朝鮮に拉致されたままだ。