アイコン 滋賀のI.S.T シリコン製リチウムイオン電開発 容量5割増、寿命7割増

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樹脂材料を手掛けるI.S.Tは、リチウムイオン電池の容量を従来比5割、寿命を7割高めた電池技術を開発した。

主要部材の電極にシリコンを採用すれば大容量化は可能だが、シリコンだと電気が流れる銅箔が剥がれやすい難点があった。

同社は、剥がれにくい特殊樹脂の接着材を開発して、シリコン製リチウムイオン電池の実用化にめどをつけた。

リチウムイオン電池の負極材料には主に炭素系の黒鉛が使われている。

以上、

問題もなく製品化されれば、すごいことになる。

 

会社名
株式会社アイ.エス.テイ
所在地
滋賀県大津市一里山5丁目13番13号
設立年月
1983年(昭和58年)6
代表者
代表取締役 会長 阪根 勇
代表取締役 社長 阪根 利子
資本金
8,000万円
業務内容
ポリイミド樹脂を軸とした機能性材料、OA機器用機能性部材、不燃繊維素材および応用製品、医療用部材、計量機器などの研究開発および製造。
事業所
東京支店、USA支店、岐阜羽島事業所
子会社
株式会社I.S.T.加美
Industrial Summit Technology Corporation
中山IST産業有限公司

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リチウム電池の商品化の歴史
1991年、ソニー・エナジー・テックは世界で初めてリチウムイオン電池を商品化した。次いで1993年にエイ・ティーバッテリー(旭化成工業と東芝との合弁会社)により商品化され、1994年に三洋電機により黒鉛炭素質を負極材料とするリチウムイオン電池が商品化された。

1997年、Akshaya Padhiとジョン・グッドイナフらはオリビン構造を有するリン酸鉄リチウム(LiFePO4)を正極材料として提案した。コバルト酸リチウムと比較して安全で長寿命という特徴がある。2009年、ソニーはリン酸鉄リチウムイオン電池を商品化した。現在では各社から販売されている。

1999年、ソニー・エナジー・テックと松下電池工業は電解質にゲル状のポリマーを使うリチウムイオンポリマー電池を商品化した。電解質が液体から準固体のポリマーに変更できたことで薄型化・軽量化が可能になり、さらに、外力や短絡、過充電などに対する耐性も向上した。外装も、従来の鉄やアルミニウムの缶ではなく、レトルト食品に使用されるアルミラミネートフィルムなど簡易なもので済むようになった。主にモバイル電子機器用として2000年代に急速に普及し、現在ではスマートフォンや携帯電話に使われる電池はほぼすべてリチウムイオンポリマー電池である。

2010年代にはウェアラブル機器やドローンなどの新興産業にも利用が広がっている。

2008年、東芝は負極にチタン酸リチウム(Li4Ti5O12)を用いるリチウムイオン電池を商品化した。炭素材料と比較して、安全、長寿命、急速充電、低温動作といった特徴があるが、黒鉛よりも電位が約1.5V高いため単セルの電圧が低くなることやエネルギー密度がやや低いといった側面がある。現在は、自動車用(搭載例:スズキ・ワゴンR)、産業用、電力貯蔵用など幅広い分野で利用されている。

[ 2017年4月24日 ]
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