アイコン 杉並区マンション問題 フロンティアライフとグローバル・キャストが法の穴掻い潜る

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東京都杉並区の大規模マンション敷地内に戸建て住宅が新築され、マンションが建築基準法の規定を満たさない違法建築となっていることが23日、分かったと報道されている。

区は、強制的に建物の除却(撤去)などができる「是正命令」を出す可能性もあるとして戸建て用地を販売した業者とマンション住民に警告。住民は「違法建築になると知りながら住宅を建てた」として不動産業者などに住宅の撤去などを求める訴訟を起こしている。

建築基準法は敷地に建てられる建物の延べ床面積(容積率)の上限を規定。マンションが建築確認の際に申請した敷地内に新たに住宅が建つと、土地の「二重使用」となり、もともとあったマンションの方が容積率規制を満たさない違法建築物となる。

当該分譲マンションは昭和46年(1971年、45年経過)建築の11階建。
建物は区分所有、土地は借地。
全敷地3000平方メートルに基づく容積率により建築された物件、
建物部分1700平方メートル、建物敷地外(駐車場利用)1300平方メートル
マンションの土地所有者の当該の不動産に付き、競売に伏され平成25年(2013年)にフロンティアライフが落札し、新所有者となった。

フロンティアライフは一儲け企み、グローバル・キャストに建物敷地外の1300メートルを売却。
グローバル・キャストは1300平方メートルに6戸の戸建て住宅建設(都が建築確認の許可出す)、6戸の戸建住宅完成、現在未入居。

杉並区は昨年1月、マンションが容積率で違法建築物になるとして、フロンティアライフに対して、駐車場用地部分をマンション組合に貸すか売却するように行政指導した。
しかし、フロンティアライフは行政指導を受けていない関連会社に名義を変え、グローバル・キャストに売却、グローバル社は6戸の戸建住宅の建築申請も都から取れ、着工、完成させた。

問題点
1、 競売で現状説明はなされており、フロンティアライフは当該敷地の1300メートに建物が建てられないことを百も承知していた。
2、 フロンティアライフは杉並区の行政指導を実質無視して、関連会社に名義を移し、売却を図った。
3、 東京都は、そうした土地であっても建築を許可した。
4、 結果、杉並区はマンション側に違法建築物になることから、フロンティアライフ側に対して現状(マンション側との賃貸借状態)に戻せと勧告している。

杉並区は、昨年3月、管理組合とフロンティア社に対し、行政指導に従わなかったとしてマンションを適法な状態にするよう勧告。従わなければ「是正命令を行う場合もある」としたが、戸建て6棟が完成。現在、戸建てに入居者はいないという。
住民側は「行政指導などをくぐり抜け、住環境を侵害した」として、追加提訴も含め約120人が両社などを相手取り、住宅の撤去などを求める訴えを起こし、うち最初に提訴した1人について28日に東京地裁で判決が言い渡される。

以上、報道参照

建築法を司る東京都が杉並区と連携もせず6戸の戸建て住宅の建築許可を出したところに100%バカさ加減があり、住民も定期借地権契約を締結していなかった愚かさがある。
東京都は建築申請の許認可を外部に依頼しており、杉並区からの連絡も委託機関に届かない無法地帯を演出させているようだ。

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[ 2017年4月24日 ]

 

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