越智産業のOHI-HD 17/3月期 増収増益
売上高1000億円を目指してM&Aを駆使してきた越智産業、ただ、景気には波があり、大台はなかなか遠いようだ。その景気の波も少子化が住宅業界を襲っている。海外勢の買収も視野に興味も沸こうが、LIXILのように恋は盲目となり、大損することないように留意願いたいものだ。それとも異業種への事業参入や拡大・・・・。間延び・選択と集中も事業には必要だろう。人の器が大きければ、同社より大きな同業者を買収することだってできるのだが・・・。
当期決算については次のとおり。
<建材事業>
主要な営業エリアにおいて建材・住設機器の展示会「アイラブホームフェア」を開催し、新規需要の喚起やリフォーム需要の掘り起こしを図るとともに、新たな取り組みとして「耐震ビジネスマッチングフェア」を開催し、住宅・建築物の耐震性を高める工法や商品の普及・提案に注力した。また、震災が発生した熊本地区は、当社グループ内での連携を強化し、資材の安定供給に努めている。
この結果、当事業の売上高は、672億87百万円(前期比3.8%増)となった。営業利益は、売上総
利益率の向上などにより、15億28百万円(前期比33.9%増)となった。
<生活事業>
北海道、東北及び関東地区を中心に営業活動を行なっている生活事業において、石油ストーブの販売は前年並みで推移したものの、家庭用品、季節家電、DIY等の量販店向けの販売が好調に推移した。
この結果、当事業の売上高は68億20百万円(前期比6.1%増)、営業利益は56百万円(前期比98.2%増)となった。
<加工・工事事業>
賃貸住宅、持家及び分譲戸建住宅の堅調な建築需要を背景に、新規顧客開拓を進めるとともに住宅の完成まで請負う工事の受注に注力した。また、平成28年5月に子会社化した㈱西日本プレカットセンターの業績向上にも取り組んでいる。
この結果、当事業の売上高は130億94百万円(前期比18.2%増)、営業利益は7億22百万円(前期比12.7%増)となった。
<その他>
DS TOKAI㈱、太平商工㈱の事業をそれぞれ報告セグメントに含まれない事業セグメント「その他」に区分。
DS TOKAI㈱の事業内容は主として建設業及び介護関連事業。建設業は、一部不採算工事の発生もあったが、介護関連事業は順調に推移した。
太平商工㈱の事業内容は、産業資材の販売であり、平成28年10月に同社を子会社化。
この結果、当事業の売上高は42億01百万円(前期比67.2%増)、営業利益は72百万円(前期比204.9%増)となったとしている。
連結/百万円
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売上高
|
営業利益
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←率
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経常利益
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当期利益
|
14/3期
|
93,323
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2,172
|
2.3%
|
2,348
|
1,454
|
15/3期
|
83,469
|
1,411
|
1.7%
|
1,579
|
1,107
|
16/3期
|
84,525
|
1,468
|
1.7%
|
1,594
|
1,153
|
17/3期
|
90,952
|
1,938
|
2.1%
|
2,090
|
1,380
|
17期/16期比
|
7.6%
|
32.0%
|
|
31.1%
|
19.7%
|
18/3期予想
|
93,000
|
1,900
|
2.0%
|
2,020
|
1,330
|
18/3予/17期
|
2.3%
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-2.0%
|
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-3.3%
|
-3.6%
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