アイコン マカオカジノ 賭博収入再び増加傾向へ 2016年底打ち

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マカオの賭博場は昨年底打ちしたようだ。今年は習近平の腐敗監視の公安当局が取締りを緩和したのか、中国経済の投機資金が流れ込んで来ているのか、再び元気を取り戻してきたようだ。ただ、この間、新カジノ施設がオープンしたにもかかわらず、全体ではまだ2011年水準にも至っていない。2014年のピークには4兆92百万円の賭博収入があったものが、2016年には3兆12百億円まで減じている。実に▲37%の減少を見ている。

2017年5月1日、マカオ特別行政区が、2017年4月の賭博収入状況を報告した。
マカオ2017年4月の賭博収入は、前年同月比16.3%増の202億マカオパタカ(約2,822億9,600万円)。
1月~4月の賭博収入は、前年同期間比13.8%増の836億マカオパタカ(約1兆1,683億円)に達している。
 なお、マカオ2016年の賭博収入総額は、2015年比▲3.3%減の2,232億1,000万マカオパタカだった。

<マカオの観光客数>
マカオ特別行政区統計処普査局によると、2017年3月の入境者統計データでは、2017年3月の訪問者数は、2016年同期と比較して5.7%増加し、250万1200人となった。3月訪問者の内、中国大陸部からの訪問客は、前年同期比11.5%増の165万5100人を占め、占有率は66.1%となっている。
また、2017年第1四半期(1月~3月)訪問者数は、2016年同期比5.6%増の787万2000人。中国大陸部訪問客が、前年同期比7.6%増の531万7700人で、占有率は67.5%となっている。
2/3が中国大陸客。

<韓国カジノ>
韓国では、ホテル型の賭博場であり、リゾート型はなく、4月20日初めてセガサミーらが永宗島に「パラダイスシテイ」をオープンさせた。韓国人が利用できる施設は全国で江原ランド1ヶ所のみ)、特に賭博場が集中する済州島は、マカオ同様、中国公安の目が光、苦境に立たされていた。その苦境対策に対して、視聴率の高い中国中央TVが韓国の売春接待カジノと韓国カジノを批判するTV報道をしていた。最近の中国の韓国貿易・観光制裁ではさらに減少しているものと見られ、北朝鮮核ミサイル問題まで発生している。
韓国では売り上げ不振からか報道もされなくなった。

<夢洲>
大阪市長は、万博誘致できなければ、夢洲カジノリゾート化はしないと発言している。万博開催により、国から巨額の資金を取得し夢洲に至るインフラを整備するという。万博誘致の競争相手は大阪のような商売人ではない花のパリ市だ。・・・どうなることやら。
なお、日本にはすでに全国に1万986ヶ所のパチンコ・パチスロのカジノ・賭博場があり、20兆円産業と世界でも群を抜いている。本場アメリカのカジノ市場規模は700億ドル前後からしても、日本はすごいの一言。

 

マカオ 賭博収入推移/単位:マカオパダカ
 
賭博収入
前年比
2017年(1~4)
8,360,000
13.8%
2016
22,321,000
-3.3%
2015
23,084,000
-34.3%
2014
35,152,100
-2.6%
2013
36,075,000
18.6%
・5月2日現在、1MOP/14.00円
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[ 2017年5月 3日 ]
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