アイコン 介護のウチヤマホールディングス(北九州)17/3期決算 増益だが・・・

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同社は当期について、次のとおり説明している。

1、介護事業
介護事業におきましては、介護付有料老人ホーム2ヶ所を開設したほか、グループホーム1ヶ所、ショートステイ2事業所、訪問看護ステーション2事業所、障がい児通所支援事業放課後等デイサービス7事業所を新規開設するなど、積極的な展開をはかった。また、グループホーム及びデイサービスセンターそれぞれ1ヶ所を買収により取得した。当年度末時点での営業拠点は81ヶ所151事業所となった。
既存施設は、空室を減らすために、近隣の病院や居宅介護支援事業所への訪問による連携の強
化を推進することで入居率の安定化を目指した。
結果、当期間での既存施設の平均入居率は92.3%となった。(前期平均89.6%)。また、4月中旬に発生した熊本地震における被災高齢者の方の無償受け入れを表明し、延べ38名の方にご入居して頂いた。
結果、売上高は144億31百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は9億93百万円(同124.9%増)となった。
2、コロッケクラプのカラオケ事業
カラオケ事業は、飲み放題のコースなどの獲得強化に努めるとともに、引き続きスマホ向けのモバイル会員の勧誘を行うなどしてリピート客の増加をはかったほか、飲食店の情報サイトを積極活用し集客の向上に努めた。しかしながら、4月に発生した熊本地震による影響で、同県内の3店舗が1週間程度休業することになったほか、九州全般の地域で集客が減少傾向となった。この結果、売上高は81億38百万円(前年同期比▲4.9%減)、営業利益は7億70百万円(同23.5%増)となった。なお、当年度において福岡県に1店舗の新規開店、退店を2店舗行ったことから、当年度末時点での店舗数は96店舗となった。
 
3、飲食事業
飲食事業は、新規出店を2店舗行った。また、既存店の業態変更を2店舗、閉店を4店舗行ったことにより、当年度末時点での店舗数は国内23店舗、海外3店舗となった。既存店舗は、集客が減少傾向にあるため、タイムサービスの実施による集客の増加をはかったほか、法人顧客の獲得
を目指し、企業訪問をするなどして、宴会需要等の獲得に努めた。しかしながら、カラオケ事業と同様に、熊本地震による影響から、1店舗が1週間程度の休業となり、また集客も減少傾向となったことなどから、売上高は18億49百万円(前年同期比▲4.1%減)、営業損失は▲45百万円(前年同期は営業損失▲35百万円)となった。
 
4、不動産事業
不動産事業は、販売用不動産の売買及び賃貸不動産の仲介業務等を中心に行っている。この
結果、売上高は6億51百万円(前年同期比109.2%増)、営業利益は1億11百万円(同28.88%増)となった。
 
5、その他
その他は、ホテル事業において、宿泊客の増加、宴会の獲得、日帰り入浴の促進等に取り組んだが、4月の熊本地震の影響を大きく受け、来館客は減少した。結果、売上高は2億47百万円(前年同期比▲5.6%減)、営業損失は25百万円(前年同期は営業損失12百万円)となったとしている。
 
以上、
環境が先行き厳しくなる事業領域に2つの事業があり、今後の経営資源の展開についてはミクニも参考になるだろう。

 

ウチヤマホールディングス
連結/百万円
売上高
営業利益
←率
経常利益
当期利益
14/3
21,758
2,120
9.7%
2,411
2,217
15/3
23,628
1,432
6.1%
1,554
1,289
16/3
23,897
128
0.5%
324
983
17/3
25,318
777
3.1%
1,008
59
17期/16期比
5.9%
507.0%
 
211.1%
-94.0%
18/3期予想
26,810
1,120
4.2%
1,081
702
18/3予/17期
5.9%
44.1%
 
7.2%
1089.8%

 

[ 2017年5月16日 ]
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