アイコン 韓国ソウル大でも深刻なデータ改ざん論文発表問題浮上

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ソウル大の教授と大学院生が、改ざんした実験データを繰り返し論文に使用していたことが分かったと朝鮮日報が報じている。この教授と大学院生が世界的な学術誌「国際物理学会誌」に掲載した論文5編も撤回された。
 研究不正行為の監視サイト「リトラクションウォッチ」とソウル大が、5月17日に明らかにしたところによると、ソウル大工学部の教授と大学院生は昨年2月、半導体の一種「強誘電体メモリ(FRAM)」に関する論文を「国際物理学会誌」に掲載。論文には大学院生が第1著者、教授が責任著者として参加した。

 論文を作成する際には、新たに実験を実施し、それによって得た資料や数値を根拠としなければならない。ところが、問題の教授と大学院生は、自分たちが2015年8月に国際学術誌「電子部品」に発表した論文の実験データを別の論文にも流用。しかも、そのデータは改ざんされたものだった。
この事実が明らかになると「国際物理学会誌」は、問題の論文の掲載を撤回。教授と大学院生は、改ざんしたデータを利用して「サイエンティックリポート」「応用物理学会誌」などの世界的学術誌にも論文を掲載していたが、計4編を自主的に撤回した。

ソウル大の研究真実性委員会は先ごろ、大学院生がデータを改ざんし、教授は改ざんの事実を知らなかったものの監督不行き届きの責任があるとの結論を下した。
ソウル大の関係者は「近く懲戒委員会を招集し、二人の処分について話し合う予定」と説明した。

ソウル大工学部のある教授は「論文を自主的に撤回したということは、論文に深刻な欠陥があると自ら認めることであり、極めて異例のこと」だとして、「当事者たちにとっても不名誉なことだが、国際学会で韓国の学者に対する信頼度が低下し、韓国国内のほかの学者にも被害が及ぶだろう」と指摘した。
以上、

日本でも、権威だけの東大教授たちの論文盗用問題や他大学でもノバルティス提灯論文(データ改ざん)を著名学術誌に発表するなど国際的に信用ガタ落ちの深刻な問題を抱えている。先般のiPS細胞発見に匹敵するスタップ細胞問題もある。

韓国では、ソウル大黄教授が1999年に発表し、世界をあっと言わせたクローン羊「ドリー」誕生の虚偽問題がある。ダントツでノーベル賞候補にあがったものの・・・・。

問題は、論文発表が、出世、地位保身、寄付集めの手段・権威の象徴、商業主義に利用されていることにある。
 

[ 2017年5月18日 ]
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