アイコン 米トランプ 弾劾へまた一歩 DNIとNSAの各長官にロシア疑惑否定要請

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米ワシントン・ポスト(電子版)は22日、トランプ米大統領が、3月下旬、コーツ国家情報長官(DNI)とロジャーズ国家安全保障局(NSA)長官に対し、「トランプ政権とロシアの一連の疑惑を公に否定するように個別に要請していた」と報じた。

同紙によると、トランプ氏は、コーツ氏には面会した際に、ロジャース氏には電話で要請したが、両氏とも拒否したとされる。
ロジャース氏との会話は記録が残っているという(会話内容が記録され、議会提出できる職責の人物が所持しているという)。

コミー連邦捜査局(FBI)長官(当時、5月9日解任)は3月20日、米議会下院で疑惑を捜査していることを証言した。

報道が事実なら、トランプ氏がFBIの捜査に危機感を強め、疑惑を打ち消すため別の情報機関トップにまで圧力を加えていたことになる。

元上院議員共和党のダン・コーツ氏は、トランプによって1月7日、国家情報長官に指名され、2月28日の指名承認の上院の情報特別委員会が開催され、その審議で、「昨年の大統領選へのロシア介入を巡る捜査を支持する」と述べていた。
(しかし、トランプが指名した人物、ダンマリを決め込んでしまう可能性がある)。

海軍中将のマイク・ロジャースNSA長官は、2014年4月オバマ大統領によりNSA長官に指名され、任命された人物。
2017年3月20日、国家安全保障局(NSA)のマイク・ロジャース長官も、コミーFBI長官と同じ議会の公聴会で次のように証言していた。
「ロシアのプーチン大統領が、ヒラリー・クリントン大統領候補に打撃を与える作戦を指示した」という、今年1月の米情報機関合同報告の内容を、あらためて主張した。

さらに、ロジャース長官は、「NSAが英情報機関の政府通信本部(GCHQ)に対し、トランプ氏の監視・盗聴を依頼した」とスパイサー米大統領報道官が記者会見で繰り返した内容について、これを重ねて否定した。「主要同盟国を明らかに不快にさせている」発言だと述べた。
GCHQは、ホワイトハウスの主張について、すでに「まったく馬鹿げている。無視すべきだ」とGCHQの報道官が一蹴している。

ワシントン・ポスト電子版は22日別に、ホワイトハウスの複数の高官が、情報機関に対し、「ロシア政府による大統領選干渉疑惑に絡むフリン前大統領補佐官の捜査中止を連邦捜査局(FBI)のコミー長官(当時)に働き掛けるよう要請していた」と報じた。
 FBIは、トランプ陣営とロシア側が共謀した可能性を調べていた。トランプ氏は今年2月、コミー氏にフリン氏の捜査中止を要求したと報じられており、高官らはトランプ氏の意向を受けて情報機関に圧力をかけた可能性がある。
 ロシア疑惑の捜査を統括するモラー特別検察官(元FBI長官、72歳)は、広範な捜査権限があり、政権による司法妨害の有無も調べる。
以上、

不動産屋のオーナーだったら、コミー長官のように気に入らなければ、好きに更迭なり首にできようが、政治家の議会は黙ってはいない。
それも、何人ともなれば、更迭された人物たちが反トランプで結束し、公聴会ですべて証言する可能性がある。そうなれば、共和党内で元々トランプに一線を置いている議員も多く、共和党のスポンサーでトランプを嫌うコーク兄弟派閥の超保守派(30人~40人)も動く、結果、弾劾が現実味帯びてくる。共和党議員には結構政治に対する厳格派も多い。

[ 2017年5月24日 ]
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