アイコン 保存会所有の旧三井港倶楽部、三井松島に売却へ

スポンサード リンク
 

かつて産炭都市の大牟田市の繁栄の象徴である「旧三井港倶楽部」、現在は三池炭鉱関連施設の世界文化遺産登録により観光客が増加し、レストランとして人気を集めている。
しかし、地元企業が立ち上げた「港倶楽部保存会」が運営しているものの赤字続き、老朽化、維持管理問題も抱え、今般、三井松島産業に売却されることが分かったと報道されている。

三井港倶楽部は明治時代の1908年に開館し、主に三井系企業の迎賓館として使われてきた。30年ほど前に市民に開放され、結婚式場やレストランとして親しまれたが、2004年、所有していた三井鉱山(現、日本コークス工業)が閉鎖した。
存続を求める機運が地元で高まり、2005年に保存会が建物を買い取って営業を引き継いだ。

今後の運営は、三井松島産業の子会社で施設運営受託事業を手掛ける「エムアンドエムサービス」(大阪市)が担い、サービス向上と安定経営が図られる見込み。レストランや結婚式場の事業、従業員の雇用も維持される予定。
炭鉱が多かった福岡県、大牟田、白蓮縁の飯塚、石炭を燃料にした八幡製鉄所の北九州などにそうした名残の歴史的建造物が今も残され、特に旧門司港はその宝庫となっている。
飯塚には、麻生閣下の自宅も元炭鉱王を偲ばせる大屋敷であるが、現在も居住され、一般開放はなされていない。

0526_04.jpg

↓ 北九州市にも旧門司三井倶楽部があり、アインシュタインが宿泊したことでも知られている。
0526_05.jpg

↓ 北九州の旧松本家住宅(炭鉱王)、辰野金吾設計
0526_06.jpg

[ 2017年5月26日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ